”歌姫”テイラー・スウィフトが5年ぶり来日 経済効果は341億円、大統領選も動かす影響力とは?【WBS NEWSアングル】
世界的な歌手であるテイラー・スウィフトさんが、7~10日の4日間、東京ドームで5年ぶりとなる来日公演を開催しています。今回はスウィフトさんが経済などに与える大きな影響力について解説していきます。 【動画】X「スウィフトさん」検索停止 性的な偽画像拡散で スウィフトさんは1989年、アメリカのペンシルベニア州で生まれました。カントリーミュージックの中心地テネシー州ナッシュビルを拠点に活動し、16歳のときにファーストアルバムを発表。2010年にはグラミー賞で最も栄誉のある最優秀アルバム賞を受賞します。そして今月4日には同じ部門で史上最多4度目の受賞を果たすなど、まさに世界の歌姫といえる存在です。 来日公演の会場である東京ドーム周辺を取材しました。開演の2時間前から東京ドーム周辺には人だかりができ、グッズ売り場にも長蛇の列ができていました。 「3時間弱ぐらい並んだ」「もう(Tシャツの)XSサイズが売り切れていて、子供サイズを買いました」(栃木から来た客) 「グッズは買ってません。席が12万円もしたから。最前列12万円。合計で50万円ぐらい使う」(名古屋から来た客) 「カリフォルニアとホノルルから来ました。予算は4000ドル(=60万円)ぐらい」(海外から来た客) 肌感覚としてはお客さんの2~3割ぐらいは外国の方だったように思いました。こうしたスウィフトさんのファン「スウィフティーズ」は、彼女のためならば多額のお金を出すのを躊躇しません。去年の全米ツアーの興行収入は、10億ドル(およそ1500億円)に迫り、コンサート収入の記録を塗り替えました。 アメリカではおよそ1.5兆円もの経済効果があったとの試算もあり、こうした経済効果、経済現象は「スウィフトノミクス」と呼ばれ、政府が打ち出す経済政策並みの効果があります。 今回の日本の公演でもかなりの経済効果が期待できそうです。4日間の来日公演の経済波及効果は341億円に上るとの試算もあります。チケットや物販に加えて、日本全国そして海外から集まったファンの宿泊、交通費、観光での支出を拡大することが見込まれています。