ドイツの製造業受注、2月は増加に転じる-景気回復期待を後押し
(ブルームバーグ): ドイツの製造業受注は1月に大幅に減少した後、2月は前月比でプラスとなった。景気は底を打ちつつあり、リセッション(景気後退)の可能性はあっても穏やかで短期的なものだろうとの期待が広がった。
ドイツ連邦統計局の5日の発表によれば、2月の製造業受注は前月比0.2%増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想0.7%増には届かなかった。プラス転換には機械・設備部門、製薬・化学部門が寄与したという。
ドイツ連邦銀行は、2023年10-12月(第4四半期)に国内総生産(GDP)が0.3%縮小したのに続き、今年1-3月(第1四半期)もマイナス成長となる可能性を警告している。
ブルームバーグのエコノミスト調査でも、1-3月のGDPは0.1%の縮小が見込まれている。
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原題:German Factory Orders Increase, Supporting Rebound Hopes (1)(抜粋)
--取材協力:Joel Rinneby、Kristian Siedenburg.
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Mark Schroers