J1クラブ、アカデミー出身選手の総市場価値ランキング19位。今は少なめ? 日本最強DFを輩出したのは?
明治安田Jリーグ2024シーズンが2月23日に開幕した。J1リーグでアカデミー出身選手の総市場価値が最も高いのはどのクラブなのだろうか。今回はデータサイト『transfermarkt』が算出した最新版のJ1クラブ現役アカデミー出身選手の総市場価値をランキング形式で紹介する。※市場価値は3月4日時点。アカデミー出身選手については『transfermarkt』の表示に準拠。
19位:アビスパ福岡 監督:長谷部茂利 2023リーグ戦成績:7位(15勝6分13敗) アカデミー出身選手の総市場価値: 72.5万ユーロ(約1.01億円) 最高額選手:北島祐二(35万ユーロ/約4900万円) アビスパ福岡のアカデミー出身選手と言えば、現日本代表DF冨安健洋(アーセナル)の名前が真っ先に思い浮かぶ。欧州最高峰とも言われるプレミアリーグ(イングランド)で戦う冨安は、小学校から中学校に上がったタイミングで福岡のアカデミーに加入。その後、高校在籍中にトップチーム入りを果たし、主力に定着した。 そんな育成に確かな実績を持つ福岡には、今季3人のアカデミー出身選手が在籍している。3人の総市場価値は72.5万ユーロ(約1億150万ユーロ)となっており、これは今回のランキングでは19位となる数字だ。 最も高い市場価値を持つのは23歳のMF北島祐二。同選手は昨季、期限付き移籍先の東京ヴェルディでリーグ戦28試合に出場し、左足から放たれる正確なキックで東京VのJ1昇格に大きく貢献した。その活躍が認められて今季は福岡に復帰し、開幕戦(北海道コンサドーレ札幌戦)ではベンチ入りを果たしている。 昨季クラブ史上初のYBCルヴァンカップ優勝を成し遂げた福岡だが、今オフにFW山岸祐也(名古屋グランパス)やMF井手口陽介(ヴィッセル神戸)といった主力級の選手たちが退団。しかしながらチームを率いる長谷部茂利監督は、2020年に就任してから毎シーズン着実にチームを進化させてきた。先日行われた第2節の横浜F・マリノス戦では、粘り強い組織的なディフェンスで先制点を守り切り、今季初白星をあげている。
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