【ロッテ】「同じ舞台に立ちたい思いある」ドラ2内野手、親子2代五輪だ…母はアトランタ五輪ソフトボール代表
ロッテからドラフト2位指名された社会人ヤマハの宮崎竜成内野手(23)が28日、母子2代の五輪出場を夢に掲げた。母・千佳さん(54)=旧姓・児玉=は96年のアトランタ五輪のソフトボール日本代表で正三塁手。浜松市内のヤマハ本社で、榎康弘アマスカウトディレクターらから指名あいさつを受けた宮崎は「将来的には母と同じ舞台に立ちたい思いはある」と、28年のロサンゼルス五輪を見据えた。 父・重雄さん(55)も丸亀商(現・丸亀城西)高時代の87年センバツに出場し、アトランタでは日本選手団のトレーナーだった。だが、幼少期の守備の先生は堅守だった母。ゴロの捕り方など基礎を一から教わった。今でも母の存在は大きく、「(状態が)悪い時に連絡をくれる。『死にはせんから、楽な気持ちでいきな』といつも言ってもらえる」と感謝。五輪の舞台で本塁打も記録した偉大な母には「負けないように打撃で頑張りたい」と、対抗心を燃やしている。 173センチと小柄だが、パワフルな打撃が魅力の正二塁手候補は「打撃が1番の売り。新人王を目指して結果にこだわりたい。将来的にはトリプルスリーを狙える選手になりたい」。憧れのプロの世界でも快音を響かせる。(竹内 夏紀) ◆宮崎 竜成(みやざき・りゅうせい)2000年12月9日、徳島県生まれ。23歳。小学3年生から軟式野球を始め、中学はヤング徳島ホークスに所属。創志学園(岡山)では2年春と3年夏に甲子園出場。立命大に進学後、1年秋からベンチ入りし4年時は主将。卒業後、社会人野球のヤマハに入団。遠投110メートル。173センチ、90キロ。右投左打。
報知新聞社