<侍ジャパン速報>日本、台湾に逆転で9-3圧勝!
日本自慢の投手陣は、オリックス・西が伸びのあるストレートを武器に2回を無失点、6回は、権藤投手コーチに見初められ、選出となった左腕の巨人・戸根が力感のあるピッチングで3人でピシャリ。7回は、ソフトバンク・森、8回は、横浜DeNAの“小さな大魔神”山崎が揃って、一人も走者を出さない。 守りのリズムが、打線を刺激したのか。9回は、昨季の台湾プロ野球のセーブ王、陳鴻文から途中出場の巨人・坂本が三塁線を破る二塁打で出塁、銀次も四球で歩き、西武・炭谷が送りバント。一死二、三塁として西武・秋山は、フルカウントから一塁正面のゴロだったが、この強化試合にも採用されたコリジョン(衝突)ルールの恩恵を受け、バックホームは追いタッチとなり、スライディングでうまく避けた坂本がホームイン。 ヤクルト・山田が四球で歩き満塁とチャンスが広がり、中日・平田が、逆らわずライト線に走者一掃の三塁打。筒香の特大の2ランまで飛び出てて大量6点を追加して勝負を決めた。9回は、ロッテの守護神、西野が、連打を浴びるなどして、2失点したが、9-3でゲームセット。圧勝のスコアの一方で、守備のミスが出るなど、来春のWBCに向けてのチームの方向性と課題も浮き彫りになった。 試合後、場内で行われたインタビューで小久保監督は、「日本の誇る投手陣がしっかり活躍してくれましたので、よかったです。抑える、打たれるよりも、開幕前の大事な時期に、選手が大きな怪我やアクシデントもなく終えることができて一番よかった。(菊池のセーフティ?)そう点は取れないので、ああいうアイデアで、相手のミスを誘うのが、日本の良さ。菊池以外でも、坂本勇人のあの走塁ですよね(9回)。西野が間があいて投げにくかったと思うが、4番の筒香がいいホームランで締めてくれた。ちょうど来年のこの時期に(WBCの)本戦が始まるはず。台湾ともあたるし、今回の試合のデータを分析しながら来年に備えたい」と、淡々とした表情で、2試合を総括した。