G7首脳がオンライン会議 ウクライナ・中東情勢めぐり議論
主要7カ国(G7)の首脳は13日、オンライン形式の会議を開き、ロシアのウクライナ侵攻やシリアのアサド政権崩壊で混迷の深まる中東情勢について協議した。 【写真】主要7カ国(G7)の首脳によるオンライン形式の会議に参加する石破茂首相=2024年12月13日、内閣広報室提供 会議は今年のG7議長国を務めるイタリアのメローニ首相が主催した。会議後に発表された声明によると、ウクライナ情勢をめぐっては、ウクライナへの支援の継続をあらためて確認。ロシアと北朝鮮の軍事協力の拡大への反対を表明し、対抗措置を講じることで一致した。 中東情勢については、アサド政権の崩壊が平和的で秩序ある政権移行の始まりとなることを希望すると表明。11月下旬に発効したイスラエルと隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの停戦合意を尊重する重要性を強調した。パレスチナ自治区ガザについては、米国主導の停戦計画を支持する立場を再確認した。
朝日新聞社