市川團十郎が四役早替わりに挑戦 新橋演舞場1月公演「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」
歌舞伎俳優の市川團十郎(46)が21日、東京都内で新橋演舞場1月公演「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」(2025年1月3~26日)の取材会に出席した。團十郎は早替わりで四役に挑む。 裏表忠臣蔵の裏は「今で言うスピンオフ」。通常上演される忠臣蔵を「表」とし、現代ならではの視点を織り込んで創りあげる部分を「裏」として、新たな形で忠臣蔵の世界を描くという。 團十郎は忠臣蔵の演目について近年観客が入らなくなってきていることを指摘。古典で表現することは重要としつつ、現代人には理解しづらい部分もあるといい「なんとかしたいなという思いが強い」と語った。
初役で演じる大星由良之助については「日本人を代表する人物を演じたい。報われないような部分が多かったりする昨今の日本の中で報われる忠実な男をつくりあげたい」と意欲を見せた。
中日スポーツ