石原さとみ、母として迷子のアナウンスに「私もいても立ってもいられなくなった」
女優・石原さとみ、俳優・青木崇高、中村倫也が18日、都内で石原の主演映画「ミッシング」(吉田恵輔監督、公開中)の公開記念イベントを行った。 2022年4月に第1子出産を発表して以降、初の映画出演作。脚本も担当した吉田監督のオリジナル作品で、娘の失踪事件をきっかけに、さまざまな情報に翻弄(ほんろう)されていく母親を演じる。 待ちに待った公開に石原は「ひとりでも多くの方に見てほしい。取材を受けるたびに、映画に関わる方々に感謝の思いが募った。柔らかい風を感じて、映画の余韻に浸ってほしい」と笑顔。ただ、公開の実感はあまり湧いていないようで、「うれしいですが、ここからなので。言葉にするのが難しい映画。でも、この役を演じて、私は知らないといけない感情を知れた」とアピールした。 石原は現在も演じた主人公の気持ちが残っているという。先週、家族でピクニックに行ったエピソードを明かし、「迷子のお知らせを聞いたら、気になって仕方なかった。大声で名前を叫んでいる女性がいて、胸が締め付けられた。私もいても立ってもいられなくなり、40分捜しました。閉園時間が迫ってきて、サービスカウンターでその女性が大号泣で走っていって。安堵(あんど)の号泣だったみたいで、本当に私も安心した」。映画では夫役だった青木は、石原の話に思わず涙していた。
報知新聞社