【住之江ボート SGグランプリシリーズ】前田将太 SG初制覇「クラシックに行けるのが一番うれしい」
ボートレース住之江のSG「グランプリシリーズ」は22日、11Rで優勝戦が行われ、前田将太(36=福岡)が完璧に逃げ切って1着。待望のSG初優勝を飾ると同時に、地元水面の一つ・若松で行われるSGクラシック(来年3月25~30日)の出場権を獲得した。2着に山口剛、3着は西山貴浩が入った。 快勝だった。というより完勝と言うべきか。「全速」のスタートに加え、2日目から好感触だった出足、舟の向きも「気温が下がって微調整したけど、変わっていなかった」といい状態をキープできていた。予選トップ通過から準優を経て勝ち取った白カポック戦。インからトップスタートを行った時点でSG初優勝は決まったと言ってもいいだろう。 ピットに帰還した前田は「SGを優勝したことによりクラシックに行けるのが一番うれしい」と地元福岡で開催されるSG出場権をつかんでニッコリ。「グランプリに出たい」という目標に向けては「1つでも多くSGレースを走ることが大きいですからね」と、まずは半歩前進といったところか。 「SGを獲っても泣かないと決めていたので。来年のグランプリで会いましょう」と笑顔で表彰式に向かった。 ◇前田 将太(まえだ・しょうた)1988年(昭63)3月23日生まれの36歳。福岡県出身。2008年5月14日に福岡支部の102期生として芦屋で初出走。09年12月16日のデビュー初V(スポニチ杯)と21年6月11日のG1初V(68周年記念)は福岡。今回のSG初優勝で通算47V。同期は河合佑樹、遠藤エミ、上野真之介らがいる。1メートル68。血液型A。