河野太郎大臣の「ヤカラ」発言も飛び出した…!都知事選以上に重要な都議補選 自民全敗なら「岸田おろし」の狼煙が上がる
都議選全敗の可能性を示す自民党調査
「都議補選で自民党が全敗する可能性がある。そうなると都議選の本選を来年に控える都議たちから『岸田総理では戦えない』という声が噴出するだろう」 【独自】再逮捕された「美人すぎる寝屋川市議」の写真集全カットを公開する ある自民党閣僚経験者はこう語る。 都知事選と同日に行われる東京都議会議員の補欠選挙は、欠員が出ている9つの選挙区でそれぞれ1つの枠を争う。自民党は既に現職のいる南多摩(2人区)を除く8つの選挙区で候補者を擁立している。 4月に行われた3つの衆議院補選で不戦敗も含めて全敗、さらには静岡県知事選や小田原市長選などの首長選挙でも自民党が推薦した候補が負けており、逆風が止まらない。 都知事選では候補者擁立を早々に見送り、小池知事の後方支援に回っているが、都議補選を抱える地域の自民党区議会議員は「都議補選に全力を注いでおり、都知事選どころではない」と語る。 だが、裏金問題など自民党政治への風当たりは想像以上だ。自民党が独自に都議補選の調査をかけたところ、「全敗の可能性もある」と示唆する結果が出ているという。 同時期に「調査主体不明」とされる調査結果が永田町に出回った。自民党東京都連の関係者は「おそらく公明党の調査だろう」とした上で「傾向は自民党の調査とそんなに変わらない」と話す。 「調査では品川区、北区、江東区、府中市と4つの選挙区で自民党候補が優位に立っていた。しかし、どこも追い上げられており、逃げ切れそうのは北区だけだと言われています。一方、立憲との一騎打ちの足立区、野党系無所属との一騎討ちの八王子はかなり離されている」 ただし、北区すらも決して油断はできないという。 「昨年の北区長選で区議会議員団が分裂し、11人の区議のうち7人が会派を離脱して新しい会派を作った。今回補選に出ている戸枝大幸さんは残った4人のうちの1人です。そのため戸枝さんを積極的に応援する区議は3人しかいないということになる。 一方、調査では約5ポイント差で2番目に共産党候補が来ているが、1番のライバルは都民ファーストから出ている駒崎美紀さんでしょう。小池知事との相乗効果も期待されるし、何より昨年の区長選では政党の推薦をもらわない完全無所属ながら7千票差で次点と健闘した。自民党の調査では7ポイント差ですが、投票先を決めていない人が3割いるのでそこを取り込まれると逆転されてしまう」(北区の自民党関係者)