富田望生、デビュー作では15kg増量の役作り。役によって体型も容姿も自在にアプローチ「形から入ることがひとつの方法」
2015年に公開された映画『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』(成島出監督)の主要人物のひとり、浅井松子役でデビューして注目を集めた富田望生さん。 【写真を見る】11歳で東日本大震災を経験した富田望生さん 『ソロモンの偽証』でクラリネット、映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(河合勇人監督)でチアダンス、映画『あさひなぐ』(英勉監督)では薙刀の猛練習をすることに。
初めての海外ロケ
2017年、富田さんは映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』に出演。この作品は、ごく普通の女子高生たちによるチアリーダー部が、全米チアダンス選手権大会で優勝を果たした福井県立福井商業高等学校の実話を映画化したもの。 富田さんは、広瀬すずさん、中条あやみさん、山崎紘菜さん、福原遥さんらとともにチアリーダー部の部員・東多恵子役を演じ、キレッキレのチアダンスを披露。 ――クラリネット、チアダンス、薙刀など、作品ごとにいろいろやられていますね。 「はい。練習するものが結構続いていましたね。『チア☆ダン』も撮影期間は2カ月弱ぐらいだったんですけど、撮影に入る前の4、5カ月間はチアダンスの練習がほぼ毎日あったので、部活のような感じでした。 みんなで一緒に笑うときもあれば、ともに泣くときもありました。必死で練習してもできなくて悔しいとか、『ワーッ』ってなってしまう瞬間もあって…。それぞれがそんな風になっているところも見ているし、私もそういう状態を見せている状況でのアメリカロケだったから、『やっと来られたね、ここまで』という感じもありました」 ――キレッキレのダンスが印象的でした。 「ありがとうございます。良かったです。一生懸命練習した甲斐がありました」 ――クライマックスである全米チアダンス大会の撮影は、アメリカ・サンディエゴ州立大学で行われたそうですね。 「はい。実際にアメリカロケがありました。私は初めて海外に行ったので、ドキドキしました。何も動けないみたいな感じで(笑)。 お姉ちゃんたち、中条あやみちゃんとか山崎紘菜ちゃんが英語がしゃべれるから、お姉ちゃんたちにちょこまかちょこまか付いて行って、『私はあれが食べたいんだけど』って言って注文してもらったり…もうてんやわんやでしたけど、とても楽しかったです」 同年、富田さんは、薙刀に青春をかける少女たちを描いた映画『あさひなぐ』(英勉監督)に出演。中学まで美術部だった東島旭(西野七瀬)は、「薙刀は高校部活界のアメリカンドリーム」といううたい文句に誘われ、なぎなた部に入部。地獄のような夏合宿を経て成長していく…という展開。富田さんは、なぎなた部の先輩・大倉文乃役を演じた。 ――『あさひなぐ』では、薙刀でしたね。 「はい。薙刀の練習を毎日しました。実際に体育大学のなぎなた部の部活動に通い、一緒に部活をさせてもらっていました。本当にいろんな部活を経験させていただいて…私の青春です(笑)」 ――劇中、合宿で階段を駆け上がるシーンもありましたが、かなりきつそうでしたね。 「本当にきつかったです。『あれっ?リアルにこれ撮影でつらいんじゃないの?』って思いました。本当にもうヘロヘロで。みんなでおいしいものを食べて頑張りました(笑)」