名古屋から発信「ヒステリックパニック」に聞くその理由
5人全員が名古屋出身かつ名古屋在住というロックバンド
5人全員が名古屋出身かつ名古屋在住というロックバンド、ヒステリックパニック。2014年に発売したミニアルバムがオリコンインディーズチャートで1位を獲得し、翌2015年にはメジャーデビューを果たした。また、ROCK IN JAPAN FESTIVALなどの大型フェスの出演をはさみ全国30か所をまわったツアーのファイナルでは、ダイアモンドホール(名古屋市中区)をソールドアウドさせている。勢いに乗るヒステリックパニックは4月にセカンドシングル『シンデレラ・シンドローム』をリリース。楽曲と、出身地への想いについて、リーダーでギター&ボーカルのTack朗(タックロウ)とボーカルのともに聞いた。
名刺代わりになるバンドの代表曲が完成
2012年に結成したヒステリックパニックは、シャウトなどを織り交ぜた“ラウド”というハードロックジャンルにカテゴライズされる。 ハイトーンや低音のシャウトなど高低差の激しいトリプルボーカルが特徴で、自らを“エクストリーム(過激な)J-POP”と称し、曲にはハードコアやメタル、J-POP、ラウド、エモなどさまざまなジャンルを織り交ぜている。 Tack朗:僕たちの曲は展開がごちゃごちゃしていて、うるさいんだけど聴きやすい。ポップも共存しているので、キャッチーで聴きやすいメロディはとくに意識しています とも:新曲の『シンデレラ・シンドローム』でも3人が交互に歌っています。演奏ではドラムから始まったり、ベースソロがあったり、全員のいいところを凝縮した感じ。5人の出番がちゃんとあって、僕らヒスパニの名刺代わりになる曲になったんじゃないかなと思います Tack朗:ラウドミュージックを聴いて育ってきたんで、すごく大好きなんですよ。でも一般的には知られていなくて、敬遠されがちなジャンルだってことはわかってるんで、それに対して僕らが入口になれればいいなって とも:たぶん、なんじゃこりゃ?って思う人が多いと思う。なので、こういうジャンルを知らなかった人たちに、興味を持ってもらえるようには心掛けています。“絶対キャッチーでポップである”という軸は、バンド結成時からありましたね。こういう音楽もよくない?(笑)