“降格”振りかざす「ロイヤルファミリー」 ビッグモーター・元副社長ら3人…現役社員が語る“恐怖政治”
日テレNEWS
ビッグモーターの保険金不正請求問題をめぐり28日、国交省が全国24都道府県の34店舗に一斉立ち入り検査を行いました。こうした中、現役社員は、兼重宏一前副社長ら3人が「ロイヤルファミリー」と呼ばれ、理不尽な降格を繰り返していたということを明らかにしました。
■「ロイヤルファミリーって3人がいるんですけど…」現役社員が語った恐怖
ビッグモーター現役社員 「ここ2~3年くらいは降格ももう慣れていたんで、みんな。私たちもちょっとマヒしていたところがあって、『ああ、また降格か』『また異動か』みたいな感じ」 28日夜、「news zero」の取材に現役社員が語った降格の恐怖。降格によって、年収が数百万円下がることもあるといいます。 ビッグモーター現役社員 「本部の人たち“ロイヤルファミリー”って3人がいるんですけど、この3人がひどかったので、(休みの日も)“ロイヤルファミリー”の方々から、LINEがばんばん飛んでくるので、グループ招待とかもあるので。すぐに返答しないと、参加しないとその時点で“降格”とかもあるので」
■LINEの返事が遅いだけで「降格」振りかざし…
「ロイヤルファミリー」とは、兼重宏行・前社長の息子で、辞任した「兼重宏一・前副社長」と「A常務」、「B本部長」の3人のことを指すといいます。 ――休みの日はだいたい(連絡が)何件来る? ビッグモーター現役社員 「1日放置していたら…LINEって通知の数が出るじゃないですか。あれがマックスにいったら、それ以上増えなくなるんですよ。999だったかな、もうそのマックスは達します。すぐ」 1日放置で1000件以上。「ロイヤルファミリー」は、LINEの返事が遅いだけで「降格」のカードを振りかざしてきたといいます。 ビッグモーター現役社員 「この3人の体制になったのが、5~6年前くらい」 「結局、この3人が現場にとにかくひどいプレッシャーをかけて、異動・降格を繰り返し、気に入らない社員とか、意見する社員とか、数字をあげない店長とかは一発降格、一発県外異動、下手したらクビ」