【イケオジ御用達】世界のモテ車。新型ミニクーパーのベストバイはどのモデル?
エンジン車とBEV、一見同じデザインに見えますが、じつは微妙に異なります。一目で判別可能な部分はフェンダーアーチの樹脂モール。この輪郭が英オックスフォードで生産されるエンジン車特有の装備だったりします。BEVにはコレがなくプレーンな印象そのもの。コチラは独ライプツィヒで生産。
価格設定が微妙なのでエンジン車とBEVで迷う方がいるかもしれません。一見同じデザインに見える秀逸な2台ですが、パワートレーンそのものも異なりますが、じつは骨格となるプラットフォームも異なり、BEVの方がホイールベースがエンジン車の2495mmに対し30mm長い2525mmだったりします。しかし、全長は逆に3860mmとエンジン車よりBEVは15mm短くできています。
このプラットフォームの違いがデザインにも影響しています。デザイナーさんいわくフェンダーアーチの樹脂モールをなくし極力シンプルにしたかったのですが、じつはエンジン車のプラットフォームは先代モデルベースの改良型。よって、樹脂モールを残さざるを得なかったそうな。個人的にはミニらしさが感じられて好きなんですが、もし気になる方は塗装することを考えられてはいかがでしょうか。
インテリアは大胆にメーターパネルをなくし、原点に立ち返ってクラシックミニをお手本にセンターメーターとその下のトグルスイッチ、ステアリングをキーにデザイン。なくしたメーター類の代りにHUD(ヘッドアップディスプレイ)を採用。また、プラットフォームの違いからエンジン車とBEVではダッシュボードの高さが微妙に違います。
最後に現状ラインナップのベストチョイスを考えて見ます。エンジン車で走りを求めるなら「ミニクーパーS」をベースに「JCWトリム」(パドルシフト付き)をおごりましょう。新世代ミニは「ベース車両+トリムの仕様」を組合わせて選ぶ必要があります。例えば装備内容を検討し「ミニクーパーC」と「クラシックトリム」の組合せなら「396万円+15万8000円」が車両本体価格になります。