8大会連続五輪出場へ正念場 元日本代表FW鈴木隆行氏「歴代五輪代表の中で一番個人の能力が高い。しっかり戦えれば問題ない」
◆サッカー男子パリ五輪アジア最終予選兼U―23アジア杯 ▽1次リーグB組最終戦 日本0―1韓国(22日・ドーハ) 【動画】後半30分、日本が痛恨の失点… 8大会連続五輪出場を目指すU―23日本代表は1次リーグ(L)最終戦で韓国代表に0―1で敗れ、2位通過となった。準々決勝は25日(日本時間23時開始)に開催国のカタールと対戦する。元日本代表FW鈴木隆行氏(47)は「国際試合ではCK1本でも命取りになる」と韓国戦の課題を指摘した上で、若い日本代表の能力を高く評価し、カタール戦での勝利を期待した。 ※※※※※※※※※※※※ ゲームは日本が支配していた。日本も韓国も選手を多く入れ替えていたが、その中で、個々のレベルは日本の方が上だった。 守備では崩される場面も少なかったので、1本のCKで決勝点を奪われたことは厳しい敗戦だ。自陣でファールをしないことや、できる限りCKを与えないようにするなど、チームとして、もっと意識できていれば防げていた失点だったかもしれない。 国際試合ではCK1本でも命取りになる。この経験を次戦に生かしたい。 攻撃面ではサイドからの攻撃が強力だった。個人でもチームでも崩すことができていた。ならば、あとは中の作りだろう。良いクロスは入っているので、高い位置でのポジションニングや中に入る人数を増やすなどの修正ができれば、必ず得点できる。 日本はもっと良いチームになれる。歴代オリンピック代表の中では一番、個人の能力が高いだろう。準々決勝の相手は開催国のカタールとなったが、しっかりと戦えれば何も問題ない。パリ五輪でも、若い彼らの躍進と成長を見たい。(元日本代表FW)
報知新聞社