JR函館線・貨物列車脱線事故 運輸安全委員会の調査官が到着、原因調査開始 北海道森町
2024年11月16日未明、JR函館線の森駅―石倉駅の間でJR貨物の貨物列車が脱線した事故で、国の運輸安全委員会の調査官が事故現場に到着し、原因調査を開始しました。 16日午前1時40分ごろ、貨物列車の運転士が、貨物列車が後ろに引っ張られる感覚を認め非常停止させました。 その場で確認したところ、コンテナ貨車5両の脱線のほか、最後部の1両が約30メートル後方に分離していることを確認したということです。 運転士にけがはなく、原因はわかっていません。 JR北海道によりますと、最後部の車両から約590メートル後方にある鷲ノ木道路踏切付近ののレールが破断していたほか、さらに別のレール2か所で傷が確認されたということです。 この区間は10月16日に軌道検測車による線路検測が行われていて、異常はなかったということです。 現在、特急北斗は函館―洞爺間ですべての列車が運休していて、運転再開の見通しは立っていません。 JR北海道は、17日以降の代替バス運行について検討を進めています。