「これやばい!逃げないかん」住宅街で火災…消防車19台出動も全焼 消火直後に約2km先でもアパートで火の手 住民「あちこちで炎が」 福岡市
福岡市の住宅街で14日から15日にかけて、住宅やアパートで火災が相次いだ。 建築事務所として使われていた建物の消火には、消防車19台が出動するも、建物は全焼した。 アパートの火災では、住民は着の身着のまま避難する事態となった。 【画像】福岡市南区大池の火災現場で消火活動を行う消防士
現場に駆けつけた消防車は19台
14日から15日にかけて、相次いでカメラがとらえたのは、屋根を突き抜けて立ちのぼる炎。 福岡市南区大池の住宅街で起きた緊迫の瞬間だ。 消防士が、「燃えている住宅のそばに住んでいる方、いらっしゃいませんか?」と叫んだ。 「2階建ての住宅から出火している」と、14日午後10時ごろに寄せられた通報で、現場に駆けつけた消防車は19台。 火が出たのは、奥の一軒家だ。 屋根瓦が完全に焼け落ち、白い煙がもうもうと上がっている。 建築事務所として使われていた建物は全焼したが、けが人はいないという。
着の身着のまま逃げ出す住民
この消火直後の15日午前1時半ごろ、新たな火の手が約2km離れた福岡市南区皿山でも上がった。 周辺には、着の身着のまま逃げ出してきた人たちが、寒さをしのぐ姿もあった。 避難した周辺住民は、「窓開けたら黒い煙が充満しとって、『これやばい!逃げないかん』と思ってとりあえずネコを出して、自分も出た」と話した。 また、ほかの避難した周辺住民も、「逃げてきたんです、何も持たずに。もうひどかったです、あっちこっちで炎出よったけん」と話している。 火の手が上がったのは、4世帯が暮らすアパート。 全員避難して無事だという。 (「イット!」1月15日放送より)
イット!