《怖すぎる社員寮》「毛があふれる風呂釜」「開かずの1階は虫の巣」「8年間知らない女性と住んでいた」近所から幽霊屋敷と呼ばれる社員寮でもっとも恐怖だったこと
社員寮がボロボロであることなどを理由に入社辞退者が続出した「いなば食品」。くだんの社員寮の様子を撮影した写真を見ると、天井からの雨漏りをコップで受けるなど、ひどい光景だった。しかし、これをはるかに超えたとんでもない事件が起き続ける社員寮が存在した。 【画像】連れ込み旅館を買い上げたいわく付きの社員寮の全焼した2階部分
築50年以上の連れ込み旅館を社員寮に
キャットフード「CIAOちゅ~る」の大ヒットなどで知られる缶詰、レトルト食品、ペットフードなどを製造する大手食品メーカー、いなば食品に、今年春に入社予定だった新入社員の9割が入社を辞退したと週刊文春が報じて世間をざわつかせている。 理由とされているのが、募集要項と実際の待遇が大きく違うこと。その差異は給与や勤務地、職種においてなどさまざまあるが、中でも話題になっているのがボロボロの社員寮だ。社員寮に関しては、実際に入社を辞退したという人がSNSにその写真を投稿し、あまりの惨状に言葉を失うユーザーも多数いた。 そんな中〈いなば食品の社宅が話題だけど、自分のいたブラック企業の社員寮も見てってください〉と、ずいぶんと年季の入った社員寮がXに投稿されて、こちらも大きな話題となった。 投稿主は、北海道在住のキャンプ王、キャンプブロガーの忍者タカさん(@ninjatakasan)。タカさんに話を聞くと、この社員寮ではとんでもない事件の連続だったことがわかった。 「私がこの寮に住んでいたのは1997年~2005年の頃です。寮はもともと、戦後間もなく建てられた連れ込み旅館で、1階部分が居酒屋で2階が旅館という造り。当時ですでに築50年が経過していました。家の前の道路が先々拡張になるという情報を仕入れた社長が立ち退き料を目当てに購入し、立ち退き料を上げるためには誰かが住んでいる必要があったため、社員寮にしたらしいです」(忍者タカさん、以下同) 掲載している写真は、タカさんが5年ほど住んだ後、リフォームされた寮。リフォーム前、寮を訪れた取締務があまりの惨状にビックリして、業者を入れて害虫駆除・リフォーム・片付けをやってくれたという。 「入居した当初は半分ゴミ屋敷というか、会社の倉庫(ごみ置き場?)も兼ねていたので、本当にヒドい環境でした。台所のテーブルには大量の飲みかけの酒瓶。台所に置いてある洗濯機は年代物の2槽式洗濯機で、使うとあまりの振動で前進する。風呂は風呂釜にお湯をためると、お湯を抜くとき、なぜか大量の毛が風呂の排水管からあふれ出てくるため使用不可。なので、忙しくて銭湯に行くヒマもないときは、台所の湯沸かし器から出るお湯で頭を洗って体を拭いていたこともありました。 さらに、居酒屋部分は開かずの間になっていて、中は大量のカマドウマ(便所コオロギ)に占拠され、虫の巣になっていました。社員寮として使っていた部分でも床にはカマドウマ・ゲジゲジが出没。寝てると天井からハサミムシのような虫が落ちてくることも多かったです」
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