教員採用試験の「教職専門」廃止 志願者減に歯止め、茨城
茨城県教育委員会は23日、県内公立学校の教員採用試験の1次試験で課される「教職専門」を2025年度から廃止すると発表した。教職専門は教育関連の法令や歴史などを問う内容。志願者の減少傾向に歯止めをかけるとともに、負担軽減を図るのが狙い。県教委によると、教職専門の廃止は全国初の取り組みだという。 24年度の志願者数は2911人で、23年度に比べ647人減った。これまでは1次試験で教職専門と「専門教科・科目」が必須だった。 民間企業との併願者や教員への転職希望者の受験を促すため、「総合能力試験(SPI3)」を25年度から導入。1次試験の専門教科・科目に代用できるとした。