山口・湯田温泉に洗練されたカレー店 ふら~っと入れば度肝を抜かれるうまさ「小熊屋咖哩」
【こだわりの極意】 なんかカレー食べたいな~で、ふら~っと入ったお店に度肝を抜かれた! 小熊屋咖哩。今まで一度も訪れたことのない山口市の湯田温泉。街をぷらぷら歩いてみれば、こりゃ下手したら東京の町で負けるとこあるかもよの栄え具合! 聞けば湯田温泉は山口県随一と言ってもいいほどの繁華街らしく、昼間は観光女子も多くて華やか~。そんな湯田温泉のこの店はダンチのシャレオツ店。結構とめられるパーキングの奥まったところにあるエントランスを入ってみれば、わわわ~、なんだ、この洗練さは! 1人でふらっと来たのが功を奏したのか、これは無理やり座れば3人なのかなと思われる一番奥のカウンター、これまた洗練された空間に即着席。 注文はタッチパネルで気になったものをピッピッと(音はならない)オーダーすれば、ほどなく飲むサラダがサーブ。ふ~ん、これが飲むサラダか、いわゆる冷製スープだな。で、ひとくち口に含めば、な、なんだ~、このモダンな味わいは! これはヴィシソワーズか!? いや、冷製のとうもろこしのスープ!? いや、そのどれとも違う優しく多重構造の逸品だ。 ふわ~っと多幸感に全身が包まれてると、小熊屋サラダがドーン! 水菜のサラダに塩っ気のあるカブがたまらない。 カレーは2種類選べる「フルプレート2種」をオーダー。運ばれてくると、皿の上に縦一筋に丘のように整えられた白飯の上にソーセージ、鶏の唐揚げ、チーズのカツ、カブなんかがズラーっとオールスター。その左右にそれぞれカレーが! 初訪問なので、まずはメニューの上から注文するべきでしょうが、自分が気になった牛すじブラックとガーリックシュリンプを選択。うん、牛すじブラックは確かに黒い。ふむふむ、ガーリックシュリンプはペースト状のほうれん草も煮込まれてるんだ。どちらもゴロっと具があるわけではないが、心憎いほどそれぞれのカレーの味をセンシティブに感じさせてくれる。こうなると我慢できない! あまりにもうますぎたので、さらに追いライス、追いカレー! 最後はメニュートップのチキン&オニオンを頼むと、僕のはほぼ溶けてるのか、鶏肉自体はあまり感じられませんでしたが、この店のトップとあって30種以上のスパイスに味噌やかつお節を足し、そこへ甘くなるまで炒めた玉ねぎとくれば、もういてもたってもいられない! カレーに白飯ぶっ込んで、混ぜてバクっと食べれば、はふ~上品なカレーにうっとり。