無念の指名漏れから8か月 スカウトが再び唸ったスター性…“広陵のボンズ”の現在地
「木製バットを持ったら体重がないと打球が飛ばない」
昨年はプロ志望届を提出し、各球団の評価も高かったが、「4位以下の指名なら大学進学」の意向を各球団に伝えていたこともあって、ドラフト会議で名前が呼ばれることはなかった。改めて大学で実績を積んだ上で、ドラフト1位でのプロ入りを目指す。 すでに広陵高でプレーしていた頃に比べると、ウエートトレーニングと食事で、体重が92キロから約100キロに増加。さらに「将来的にはプラス10キロは欲しい」と付け加える。「木製バットを持ったら、体重がないと打球が飛ばないので」と説明した。 「高校の時もそうでしたが、全国大会の大舞台で力を発揮できるのはさすが」とスター性に感嘆したのは、オリックスの佐野如一スカウトだった。 翌11日には2回戦で、東京六大学を制した早大と対戦することが決まっており、真鍋は「自分たちは日本一を狙っているので、相手がどこであろうと一戦必勝の気持ちで頑張りたいです」とボルテージを上げた。大学在学中にどれほど、存在感を膨らませられるだろうか。
宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki