今年の有力候補は? プロ野球、リーグ別ベストナイン予想(2)捕手編
レギュラーシーズンが幕を閉じた2024年のプロ野球。今季も各ポジジョンで選手が躍動し、バットを振り、そして腕を振ってきた。この時期になると、ベストナインに選ばれるのは誰なのかも気になるところだろう。今回は、2024年シーズンのリーグ別ベストナイン予想を発表する。
捕手編
セ・リーグ:山本祐大 パ・リーグ:佐藤都志也 セ・リーグからは、横浜DeNAベイスターズの山本祐大を予想。今季は後半戦に右尺骨骨折で離脱し、規定打席には届かなかったが、一時は首位打者争いに加わっていた選手だ。 昨季から打撃の良さを見せていた山本だが、今季は108試合の出場で打率.291、5本塁打、37打点をマーク。今春3月には侍ジャパンにも選出され、7月には6打席連続安打を記録するなど、飛躍を果たしたシーズンだった。 捕手としては、セ・リーグ4位ながらも盗塁阻止率.352をマーク。また、ワンバウンドの球を幾度となく受け止めるなど、数字以上の貢献度を見せた。 対抗馬となるのは、こちらも打撃の良い捕手として評判の坂倉将吾(広島)だ。今季は序盤こそ不振に喘いだが、7月以降は復調。今年のプレミア12日本代表にも選出された。 今季は最終的に121試合の出場で、打率.279、12本塁打、44打点をマークし、盗塁阻止率は山本を上回る.385を記録。ただ、今季は一塁でのスタメン出場が49試合あり、”捕手として選ぶ”のであれば山本ではないだろうか。 パ・リーグからは、千葉ロッテマリーンズの佐藤都志也を選んだ。昨季までは低打率に終わっていたが、打撃が大きく向上した。 今季は開幕から打撃の状態が良く、6月25日の楽天戦では4安打を放つなど活躍。最終的に116試合に出場し、打率はリーグ4位の.278、5本塁打、45打点の好成績をマーク。今年のプレミア12日本代表にも選出された。 ただ、盗塁阻止率はリーグ最下位の.187に終わるなど、ベストナイン受賞に向けての不安要素もある。 その他、今季は得点圏打率.298と勝負強い打撃を見せた甲斐拓也(ソフトバンク)も候補に挙がる。また、森友哉(オリックス)は”打てる捕手”として能力の高い選手だが、捕手としてのスタメン出場は47試合に留まり、受賞の可能性は低そうだ。
ベースボールチャンネル編集部