2野党と郭氏、協議も物別れに 総統選/台湾
(台北中央社)来年1月に行われる総統選を巡り、最大野党・国民党候補の侯友宜(こうゆうぎ)新北市長、第2野党・民衆党候補の柯文哲(かぶんてつ)前台北市長、無所属での出馬を表明し、署名方式で立候補の資格を得た鴻海(ホンハイ)創業者の郭台銘(かくたいめい)氏が23日午後、台北市内のホテルで報道陣を前に候補者の一本化について協議したが、意見が一致せず物別れに終わった。 協議には国民党の朱立倫(しゅりつりん)主席(党首)や馬英九(ばえいきゅう)前総統らも加わった。途中で朱氏が郭氏陣営の関係者と口論になったり、柯氏が侯氏を皮肉ったりするなど、一時険悪な雰囲気になった。 郭氏は「ハッピーエンドにならなかった」と残念がった。先に会場を去った国民党側は同日夜、党本部で記者会見し、「最大限の誠意をもって最後まで頑張る」とした。 両党は15日、馬氏の立ち会いの下、候補一本化で合意したが、世論調査の分析などを巡り見解が分かれ18日に統一候補の発表を見送った。立候補の届け出が24日に締め切られる。 (郭建伸/編集:羅友辰)