苦しむシャポバロフ 6年ぶり3回戦進出、次戦は第4シードのズベレフと激突<男子テニス>
ムチュア・マドリッド・オープン
男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は26日、シングルス2回戦が行われ、プロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)で出場する世界ランク132位のD・シャポバロフ(カナダ)が第26シードのT・M・エチェベリー(アルゼンチン)を7-6 (7-3), 6-3のストレートで破り、2018年以来6年ぶり2度目の3回戦進出を果たした。 【シナー、アルカラス、ナダルらマドリッドOP組合せ】 25歳で元世界ランク10位のシャポバロフは昨年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で16強入りするも、その後はひざの痛みによりツアーを離脱し2023年シーズンを終えた。 そして今季開幕とともにツアー復帰を果たすもマッチ4勝10敗と苦戦。先月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で2024年最高成績となる3回戦進出を決めるも直近の2大会では初戦敗退となっていた。 今大会では1回戦で世界ランク47位のF・ディアズ=アコスタ(アルゼンチン)を6-4, 3-6, 6-3のフルセットで下し初戦突破。2回戦では前週のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)で4強入りしたエチェベリーと顔を合わせた。 この日の第1セット、2度のブレークに成功したシャポバロフだが自身のサービスゲームでは8度のダブルフォルトを犯し2度のブレークを奪い返されタイブレークに突入。それでもシャポバロフは2度のミニブレークを奪い先行する。 続く第2セット、ウイナー1本のエチェベリーに対しシャポバロフは14本を記録。第4ゲームでブレークに成功すると自身のサービスゲームではファーストサービスが入ったときに83パーセントの高い確率でポイントを獲得。1度もブレークを許さず、2時間3分で勝利した。 勝利したシャポバロフは3回戦で第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは2回戦で世界ランク34位のB・チョリッチ(クロアチア)を6-3, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第2シードのC・アルカラス(スペイン)、第7シードのA・ルブレフ、第8シードのH・フルカチュ(ポーランド)、第11シードのH・ルーネ(デンマーク)らが3回戦に駒を進めた。
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