なんでダメだった? 日本代表で輝けなかった名手(5)ライバルが強すぎた? 代表では影が薄いガンバの功労者
チームが違えば求められる役割も変わるもので、クラブチームで圧倒的な存在感を放った選手でも、サッカー日本代表で印象が薄かった選手は多くいる。今回は、所属クラブでヒーローになったものの、代表では同じようなインパクトを残せなかった元日本代表の選手をピックアップして紹介する。
MF:橋本英郎 生年月日:1979年5月21日 日本代表成績:15試合0得点0アシスト 橋本英郎は、ガンバ大阪時代の活躍が有名だが、日本代表でのプレーを記憶している人は多くないだろう。 ガンバ大阪の下部組織で育った橋本は、1998年にトップチーム昇格を果たした。エリート街道を進んでいた同期の稲本潤一とは異なり、ゆっくりとガンバ大阪で出番を増やしたタイプで、次第にチームで不可欠な存在となり、2005シーズンはクラブ史上初のリーグ制覇における中心的な働きをみせた。 こうした活躍が評価され、橋本は28歳となった2007年にイビチャ・オシム監督体制で日本代表デビューを果たす。しかし、中村憲剛、鈴木啓太といった当時の主力からポジションを奪うほどの存在感を示すことはできず。その後も長谷部誠や遠藤保仁といった選手が中心で、橋本が定位置をつかむことはなく、2010年の南アフリカワールドカップのメンバーに選ばれなかった。
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