小・中学校将棋団体戦 中学校の部・東京都代表5チーム決まる 文部科学大臣杯
文部科学大臣杯第20回小・中学校将棋団体戦(日本将棋連盟、産経新聞社主催)の東京都大会中学校の部が9日、新宿区の東京富士大二上講堂で開かれた。 都内45校から3人1組の94チームが参加し、それぞれ5、6局を戦った。対局が始まると、生徒らは集中した様子でじっと盤面を見つめ、日頃鍛えた腕前を競い合った。都代表チームを目指すクラスでは組ごとにリーグ戦を行い、海城中、開成中、攻玉社中、巣鴨中、都立南多摩中等教育学校からの全5チームが選抜された。 攻玉社中で大将を務めた2年の筒口陽登(あきと)さん(13)は「1回戦はぎりぎりだったが、それ以外は快勝できた。東日本大会では自分の今出せる実力を全部出し切りたい」と話した。 海城中の三将で1年の村松健心さん(13)は「プレッシャーもあったが、落ち着いて取り組んで全勝することができたのでうれしい。東日本大会だともっと相手が強くなると思うので、それまでにまた戦法の研究などをしていきたい」と意気込んだ。 代表チームは7月25日開催の東日本大会に進み、さらに上位2チームは8月9日の決勝大会に出場する。会場はいずれも千代田区の大手町サンケイプラザ。