佐賀県×MMORPG「リネージュW」コラボ企画スタート 世界観を再現したキャンペーン開催、日韓ファンの来訪に県知事も期待大
佐賀県と韓国のゲームメーカー・NCSOFTが提供するオンラインRPG「リネージュW」とのコラボレーション企画が、2月1日(木)からスタートした。この企画は、佐賀県の情報発信プロジェクト「サガプライズ!」の一環として展開されており、3月3日(日)までの期間中、県内各所にてキャンペーンが予定されている。 【画像】テープカットに応じる山口祥義 佐賀県知事ほか関係者(イベントフォト特集) 本コラボではゲーム外での施策として、実物初公開となるリネージュシリーズを象徴する装備「執行剣」の原寸大オブジェ展示をはじめとしたアートギャラリー、県の名産品とのコラボ商品、「リネージュW」の世界観を楽しむことのできるコラボ旅館の宿泊プランなどが予定されている。
セレモニーには県知事も登壇、期待感示す
そんな見どころ盛りだくさんの本コラボが2月1日に開催されるに先立ち、前日の1月31日(水)にオープニングセレモニーが県主催にて九州佐賀国際空港で開催。セレモニーには佐賀県知事の山口祥義氏やNCSOFTの事業統括部長ら関係者が出席、コラボに対する意義やキャンペーンの概要が紹介された。 初めに佐賀県を代表して山口知事が登壇し「佐賀県とリネージュWのコラボは、県として初めての国際的なコラボレーションで、大変幸せに思っています。これからアジアの心が一つに結ばれるためにも、このコラボが両者の発展に大きく貢献をすることを期待しています。」と挨拶。このセレモニーが行われた九州佐賀国際空港がコロナ禍時にリニューアルを行い、コラボ期間中は佐賀⇄ソウル(仁川)便が「週7運行」に増便していることを紹介、作品ファンや観光客の来訪に期待を寄せた。 続いてNCSOFTの日本法人であるエヌ・シー・ジャパンより代表して事業統括本部長の金 埈範(キム ジュンボム)氏がコラボの経緯や概要についての説明。「リネージュ」は韓国と台湾において絶大な人気を誇っているだけあって、この日は現地メディア関係者も多数参加しており、以降は日韓同時通訳での会見が行われた。 「リネージュW」はMMO黎明期より運営されているPCゲーム「リネージュ」の正統性を継承しつつ、グローバル展開を目指して開発された「リネージュ」シリーズ最新タイトル。フル3Dによる迫力あるグラフィックに加えて、「AI(人工知能)翻訳」機能により、言語が異なるプレイヤー同士でもコミュニケーションを行える仕組みが搭載されている。 キム氏はまず、「リネージュ」が今年でリリース2年目を迎える中で、これまでアニメ等の日本IP(知的財産)とのコラボを多数展開してきたことを振り返った上で、今回の地方自治体とのコラボはNCSOFT全体で初の試みであり、新たなチャレンジへ挑んだことを明かした。 続いて「リネージュW」が世界中のプレイヤーが1つのサーバーに集まってプレイする「グローバルワンビルド」をコンセプトにしたゲームであると紹介し、多くのプレイヤーに「リネージュW」の世界観をオフラインで体験してほしいという思いのもと、地理的にも歴史的にも韓国と距離が近い佐賀県とのコラボに至ったと経緯を説明。最後に「この企画を通じてより多くの方々に『リネージュW』の世界観を楽しんでいただきたいです」とコメントした。 セレモニーの最後には、NCSOFTから佐賀県に特別デザインアートのサプライズ贈呈も実施。このアートは、リネージュWのキャラクターと佐賀県の風景がコラージュされたもので、メディア陣による撮影に応じる際には関係者間で和気あいあいとしたやり取りも行われていた。