婚活中に出会った相手に衝撃「精神的な傷はかなり負った…」 当事者に聞く“失礼男女”の実態
芸人で婚活パーティー運営会社勤務のきしはやとは、「ハイスペック男性の参加が増えていて、そういった方との対比で失礼な対応が出てきていると思う」と指摘。マナー問題の実際の事例として、男性側は英語で話しかけられてうまく返答できないと「海外旅行は無理ね」と一蹴される、「一緒に歩くのが恥ずかしい」とその場で服を買いに行かせられる。女性側は「30代で婚活って」と上から目線で説教される、交際を断るとこれまでの食事代を計算したExcelが送られてくる、などがあったという。 背景には、男性は女性を年齢で、女性は男性を年収でみることがあるそうだ。「共働きを当たり前に考える女性も増えてきているので、年収の部分は少し緩和されているように思う。とはいえ、女性が求める水準だと少し年上の方とマッチしやすいのではないか」と分析した。
■苦労を経て結婚「40歳はひとつの節目」
そうした対応を取られながらも、会話力やデート力などの経験値に変えてきたヨシオさん。40歳の時に始めたアプリで、今の妻と出会うことができた。お相手は元エステティシャンで、父親はヨシオさんが学生時代にお世話になった人だという。妻いわく、「素直な飾らない性格が好印象」。1年3カ月の交際期間を経て結婚し、今は子どもと3人で暮らしている。 「僕みたいな条件だと相談所ではお見合いがあまり組めないので、マッチングアプリも並行してやった。アプリは最初、年収を書いていなかったのだが、そのツケは後からきた。僕の誕生日に妻がレストランを予約してくれた時、年収を聞かれて答えたら、2分ぐらい沈黙が続いてしまった。それも嫌なので『もう帰りましょうか』と言ったら、向こうもハッとしたような、まずいと思ったのか帰り際は手を強く掴まれた」 ヨシオさんも、相手を第一印象から良いと思っていたという。「会っていくうちに、責任感が強く、『自分はこれがしたい』という自己主張もあり、それがすごく楽だった。お互いの提案に対して『それよりこっちが良い』みたいなこともなく、スムーズ。僕は妻を束縛しないタイプ、妻も自由に生活していきたい人だったので、その辺の相性も合ったのだと思う」と語った。 ヨシオさんいわく、「40歳はひとつの節目」。「女性も29歳と30歳で変わるというが、男性も30代と40代で大きく異なる。39歳でも大変だったので、これが40歳になったらもっと大変だ。お金も300万円くらいかかったので、これ以上やっていいのかという不安があった」と振り返る。これにきしは「婚活は早ければ早いほど選択肢が広がる」と応じていた。(『ABEMA Prime』より)