MMAデビュー戦の皇治がサッカーボールキックでカズ次男の三浦孝太にTKO勝ち。芦澤竜誠に「根性見せろよ」とエール【RIZIN.45】
格闘家の皇治(TEAM ONE)が「RIZIN.45」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でサッカーの元日本代表・三浦知良の次男である三浦孝太(BRAVE)を相手にMMAデビュー戦を行い、サッカーボールキックの3連発でKO勝ちを収めた。 皇治は昨年4月の大阪大会で芦澤竜誠にキックルールで1-2の判定で敗れて以来の再起戦。三浦は今年5月にYA-MANに敗れて以来の再起戦ではあるが、7月にはタイのラジャダムナンスタジアムで3分3Rのエキシビションマッチを行っている。 1R、ともにオーソドックス。圧をかけるのは皇治。三浦が右カーフ。今度は三浦が圧をかける。皇治が左ミドル。三浦は右ハイ。皇治がパンチで前に出るが三浦はバックステップ。三浦がコーナーに詰めて右フックをヒットも皇治は押し返し、左フック。一瞬ぐらりの三浦。皇治は前に出てワンツー。右ストレートがヒット。皇治が前に出るが三浦がさばく。詰めてワンツーの皇治。皇治は左ボディー。皇治がワンツーから左ミドル。これで前に倒れた三浦に皇治がパウンドを連打も三浦は何とか足にしがみつき耐える。鼻血を流す三浦。
2R、三浦が圧をかけコーナーでタックル。しかし皇治は切るとヒザを連打。なおもパンチの皇治。下にタックルにいった三浦だが、皇治は切る。三浦がなおも押し込むが皇治は体勢を入れ替え、コーナーを背負った三浦にパンチでダウンさせるとパウンドの連打。そして強烈なサッカーボールキックを3連打。三浦の動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。 皇治は試合後のマイクで「ちょっとステロイド打ったらこんな感じになっちゃうわな。木村ミノルせこいんや。こんなんなんぼでも倒せるわ。これは冗談として」とジョークの後に「ホンマにありがとうございます。34歳で格闘家からしたらおっさんかもしれませんが、まだまだあきらめずに年関係なく挑戦したらええことあるんですね。三浦孝太君は僕にないものを持っていて、いろいろなものをしょって、生まれた時からいろいろな重圧と戦っていると思います。そんな三浦君をリスペクトしています。ありがとうございました。ただね、もう卒業したいから持って行ってほしかったけど“モテてしゃあない”は俺やな。男は顔じゃないです。まだまだ大したことないですが頑張ります」と三浦への感謝の言葉を述べた。そして最後は「芦澤竜誠、根性見せろよ。俺が絶対、次の大阪大会で神経締めしたるから。芦澤、応援してるから根性見せろよ」と同じくMMAデビュー戦で太田忍と戦う芦澤竜誠にエールを贈った。