【SixTONES(ストーンズ)解説】メンバープロフィールから曲紹介、「こっから」が開いた新境地まで
2020年のデビューから4年が経過し、音楽シーンのトップに立ったと言っても過言ではないSixTONES。本コラムではメンバーのプロフィールやこれまでのキャリア、『THE FIRST TAKE』で披露された「こっから」、さらに最新アルバム『THE VIBES』の魅力などを解説する。 【動画】SixTONES - こっから / THE FIRST TAKE [mokuji] ■躍進し続ける6人 SixTONES(読み:ストーンズ) ・結成日:2015年5月1日 ・CDデビュー:2020年1月22日 ・CDデビュー作品:1stシングル『Imitation Rain / D.D.』 ・メンバー:ジェシー / 京本大我 / 松村北斗 / 高地優吾(※高=はしごだか) / 森本慎太郎 / 田中 樹 2012年に放送されたドラマ『私立バカレア高校』にジェシー、京本大我、松村北斗、高地優吾、森本慎太郎、田中 樹、が揃って出演。このドラマのヒットにより知名度を上げた彼らは、2015年春の舞台出演の際にSixTONESとして活動することを発表した。グループ名の由来は“6つの音”。さらにストーンズと発音することで“原石”という意味を加え、“それぞれの個性や才能を活かしながら、活動していく”という思いを刻んだ。 2018年に開設されたYouTubeチャンネルへの出演をきっかけに人気を高め、翌年には単独公演『CHANGE THE ERA -201ix-』を開催。さらに全国ツアー『Rough“××××××”』を成功させた6人は、2020年1月22日にYOSHIKI(X JAPAN / THE LAST ROCKSTARS)のプロデュースによる「Imitation Rain」が収録された1st シングル『Imitation Rain / D.D.』 でCDデビューを果たした。 その後も「NAVIGATOR」「マスカラ」「わたし」「こっから」などのヒットシングルを次々と放ち続けたSixTONES。3rdアルバム『声』 がグループ初の初週売り上げ50万枚を突破するなど、セールスパワーも確実に増加している。 デビューからの2年はコロナの影響で思うようにライブが出来なかったが、2022年から有観客のツアーを再開。2023年4月には京セラドーム大阪、東京ドームで初の単独ドーム公演を成功に導き、パフォーマーとしてのポテンシャルを改めて証明。名実ともに音楽シーンのトップへと上り詰めた。2024年1月には4thアルバム『THE VIBES』 を発表。さらに4大ドームツアー『SixTONES LIVE TOUR 2024「VVS」』も決定するなど、活動のスケールをさらに拡大している。 ■個々でも活躍!メンバープロフィール ジェシー ・生年月日:1996年6月11日 ・血液型:O型 ・出身地:東京 ・メンバーカラー:赤 身長184cmのスタイルとエキゾチックなルックスによって、SixTONESのセンターを張るジェシー。京本大我とともにメインボーカルを担い、広い音域と豊かな発声を活かしながら、様々なジャンルを網羅した楽曲を見事に表現している。観る者を魅了する存在感は映画界や演劇界からも注目され、昨年公開された『劇場版 TOKYO MER~走る緊急救命室~』『リボルバー・リリー』への出演や、ブロードウェイミュージカル『ビートルジュース』では主演を果たした。メンバーと一緒にいるときのリラックスした表情も彼の魅力だ。 京本大我(読み:きょうもとたいが) ・生年月日:1994年12月3日 ・血液型:B型 ・出身地:東京 ・メンバーカラー:ピンク 凛とした強さとしなやかさを備えたボーカルによって、SixTONESの音楽的な軸を担う京本大我。特に高音域の歌声は高く評価され、楽曲の重要な高音パートを担当することも多い。ライブにおいてもキレのいいパフォーマンスでグループを引っ張る存在。昨年発表されたソロ楽曲では作詞・作曲を手がけるなど、クリエイターとしての資質も持っている。歌唱力に加え、舞台映えするビジュアルを活かし、『エリザベート』『ニュージーズ』などミュージカル作品の出演も多数。2023年には舞台『シェルブールの雨傘』で主演をつとめ、ミシェル・ルグランの作曲による名曲を見事に歌い上げた。 松村北斗(読み:まつむらほくと) ・生年月日:1995年6月18日 ・血液型:B型 ・出身地:静岡 ・メンバーカラー:黒 楽曲のなかで厚みのある低音を担うことが多い松村は、いわばSixTONESのベースライン。ハーモニーの基盤をしっかりと支えることで、楽曲の魅力をしっかりと際立たせている。映画『坂道のアポロン』にオーディションを受けて出演したという逸話が示す通り、演技に対する熱意も高く、これまでにNHK『カムカムエブリバディ』、映画『キリエのうた』など話題作に出演。2024年2月には映画『夜明けのすべて』の公開が控えている(上白石萌音とダブル主演)。ジーンズや古着にも詳しく、独創的なファッションセンスでも知られる。 高地優吾(読み:こうちゆうご) ・生年月日:1994年3月8日 ・血液型:A型 ・出身地:神奈川 ・メンバーカラー:黄 バラエティ番組『スクール革命!』の出演者オーディションを勝ち抜いたことをきっかけにエンターテインメントの世界に入った高地優吾。見る者の気持ちをやわらげ、惹きつける笑顔によって、SixTONESとファンをつなぐ役割を担っている。個性的なメンバーを一つにまとめるポジションと言えるだろう。またボイスパーカッションは彼の重要な武器であり、ライブの起爆剤。ラップが得意な田中樹とのセッションも見どころの一つだ。フットサル、バイク、キャンプ、温泉など趣味も幅広く、バラエティやラジオでの今後の活躍にも期待大。 森本慎太郎(読み:もりもとしんたろう) ・生年月日:1997年7月15日 ・血液型:A型 ・出身地:神奈川 ・メンバーカラー:緑 高い身体能力を活かしたダンスが森本の最大の武器。体操の経験に裏打ちされたスキル(アクロバティックな動きも得意!)と多彩な表現力を兼ね備えたパフォーマンスは、SixTONESのライブにおける重要なポイントであり、ファンを惹きつける大きな理由になっている。また“キャラメルボイス”と称される甘い歌声も魅力的だ。ここ数年は俳優としての資質も開花。2023年放送のドラマ『だが、情熱はある』で演じた山里亮太(南海キャンディーズ)役は、主題歌「こっから」のヒットとともに幅広い層からの注目を集め、グループのみならず彼自身の知名度をさらに引き上げた。 田中樹(読み:たなかじゅり) ・生年月日:1995年6月15日 ・血液型:B型 ・出身地:千葉 ・メンバーカラー:青 ヒップホップやミクスチャーロックを取り入れた楽曲も多いSixTONESの音楽性において、田中樹のラップは必要不可欠。切れ味の良さとエモーショナルな表現を兼ね備えたラップのスキルは、ヒップホップ・ファンやプロのラッパーからも一目置かれている。フリートークでの言葉の巧みさ、仕切りの上手さもグループ随一で、ライブのMCを担当することも多い。まとめ役としてメンバーからの信頼も厚く、実質的なリーダーと言えるだろう。またドラマ『うきわ ―友達以上、不倫未満―』『単身花日』などに出演し、役者としても独自の存在感を発揮している。 ■SixTONESはなぜ人々を魅了するのか ◎耳に残る楽曲 YOSHIKI(X JAPAN / THE LAST ROCKSTARS)のプロデュースによる壮大なロックバラード「Imitation Rain」でCDデビューしたSixTONES。その後もミクスチャーロックの進化型と呼ぶべき「NEW ERA」、常田大希(King Gnu / millennium parade)の提供曲「マスカラ」、抒情的なバラードナンバー「わたし」、超アグレッシブなダンスチューン「ABARERO」からEDM、ヒップホップ、ロックなどを刺激的に融合させた「CREAK」まで、音楽性を奔放に広げている。既存のアイドルソングの枠を大きく超え、独自のスタイルを確立したと言っていいだろう。楽曲をリリースするたびに“次はどんな曲だろう?”という注目を集め、“予想を裏切り、期待を超える”という状態を継続。一聴しただけで記憶に残るインパクト、何度リピートしても新たな発見がある奥深さもまた、このグループの楽曲の魅力だ。 ◎表現力 ジャンルの壁を越え、幅広い音楽要素をミックスしながら進化を続けるSixTONESの音楽的スタイル。それを支えているのは言うまでもなく、メンバー6人のボーカル、ダンスの実力だ。メインボーカルの京本、ジェシー、ラップ担当の田中、楽曲に彩りを与えると同時に、ハーモニーに厚みを加える松村、高地、森本の個性が響き合い、“SixTONESの歌”として成立させる。そのクオリティはレコーディングとライブを重ねながら、今もなお著しい向上を継続している。 ライブパフォーマンスも進化。2023年4月に行われたドーム公演『慣声の法則 in DOME』では、映像や演出を含めて、派手さと繊細さを共存させたステージを体現。楽曲の魅力を極限まで引き出すライブをしっかりと見せつけた。 ◎ギャップ メンバーの才能と個性をフルに生かした多角的な魅力を見せ続けているSixTONES。圧倒的なカッコ良さだけではなく、6人の素の表情が感じられるトークもまた、彼らのチャームポイントだ。登録者数210万人超えのYouTubeチャンネルではスポーツやゲームで仲良く盛り上がる映像も。 またラジオ番組『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』では、メインMCを田中がつとめ、週替わりで別のメンバーが出演。ここでしか聞けないディープなトークによって、ファンとの強い絆を生み出している。ライブにおける自由奔放なロングMCもそうだが、メンバー同士の仲の良さ、気の置けない関係性もまた、ファンを魅了する要因だろう。 ■『THE FIRST TAKE』での「こっから」が開いたSixTONESの新境地 2024年1月5日に『THE FIRST TAKE』に登場したSixTONES。ドラマ『だが、情熱はある』の主題歌「こっから」を披露した。「わかってんだけど、そうだよね。一発だよね(笑)」(田中)などと笑顔で言葉を交わし、全員でサムアップした後、すぐにDJがビートを鳴らす。“Hey, boy”と声を合わせ、田中、京本、ジェシー、高地、松村とマイクリレー。最後にドラマで主演をつとめた森本が“これだけじゃやれねぇってわかってる”というキモとなるフレーズを響かせ、超前向きなサビへとなだれ込む。スタンドマイクの前に立った6人はボーカルと表情だけによってSixTONESの新たな地平を切り開いた「こっから」のポテンシャルを引き出してみせた。リラックスと緊張感、キレ味が共存した抜群のパフォーマンスだ。 ■『THE VIBES』の幅広い音楽性 シングル「ABARERO」「こっから」「CREAK」を含む4thアルバム『THE VIBES』は、これまでのアルバム以上に、さらに奔放な音楽的表現が反映された作品だ。リード曲「アンセム」は、濃密にしてしなやかなファンクネスを感じさせるサウンドとともに、“何があっても前進を続ける”という意思を刻んだアッパーチューン。シンガロング必至のコーラスは、まさにアンセムと呼ぶにふさわしい。 そのほか、ヘビィロック×ヒップホップの進化型「Something from Nothing」、神聖な存在(=愛する人)をテーマにしたウィンターバラード「Only Holy」、バウンシーなトラックと攻撃的なラップが共鳴する「DON-DON-DON」、心地よく跳ねるビートと“何気なくて特別な1日”を描いたリリックが一つになった「SPECIAL」、高揚感に貫かれた旋律、エレクトロとバンドサウンドが融合したアレンジ、“今を楽しもう”というメッセージが互いを高め合う英語詞のナンバー「Seize The Day」などバラエティに溢れた楽曲が収められている。 全形態共通の12曲に加え、初回盤Aには新曲「DRAMA」「House of Cards」、初回盤Bにはジェシー・高地による「Blue Days」、京本・森本による「希望の唄」、松村・田中による「スーパーボーイ」とユニット曲3曲、通常盤には新曲「君がいない」「ONE SONG」と「Drive」の“THE VIBES”バージョンを収録。個性あふれる楽曲たちがずらりと並んでいる。根底に流れているのは、自分たちの音楽の世界をもっともっと広げたいという意思、そして、“リスナーにGood Vibesを感じてほしい”という真っ直ぐな思いだ。 ■押さえておくべきSixTONESの作品 「うやむや」 https://youtu.be/ULpea2gu_m0?si=jdkpwhDv-EUHpZWa 1stアルバム『1ST』に収録された「うやむや」は、高速のBPMによるダンサブルなビート、切れ目なく続く起伏に富んだメロディ、言葉遊びや語呂の良さを活かしたリリックなど、ボカロ系のテイストを取り入れた楽曲。ボカロ特有の“息継ぎのない歌い方”を、6人がテンポよく歌い継ぐことで実現。それぞれのシンガーとしての個性が実感できるのもこの曲のポイントだ。MVは人気イラストレターのダイスケリチャードが担当。“メンバーが出ないMV”も、アイドルシーンでは異例だろう。 「人人人」 https://youtu.be/kbIbp2fUVzA?si=0SUp0xjVlBXOa47v SixTONESのYouTubeチャンネルで不定期で公開される、YouTube限定パフォーマンス企画『PLAYLIST - SixTONES YouTube Limited Performance -』。その企画で2023年1月1月に公開された「人人人」(アルバム『声』収録)。作詞・作曲を手がけたSAEKI youthK(key)を中心にした生バンドのファンク~ジャズを交えたレアグルーヴを自由に乗りこなし、ライブならではの臨場感をたたえながらラップ / ボーカルを奏でる6人の姿はまさにミュージシャンそのもの。顔を見合わせながらパフォーマンスすることで、互いに刺激を与え合うインタープレイ的な作用が生まれていることにも注目してほしい。 『慣声の法則 in DOME』 https://youtu.be/h6JIEfbQvjw?si=L9KKImfEMUa8dfJR 3rdアルバム『声』を携えた全国ツアーより、4月に開催された東京ドーム公演『慣声の法則 in DOME』の模様を収録したライブ映像作品。幅広いジャンルを縦横無尽に駆け抜けるような楽曲、切ないバラードから激しいラップまで多彩な表現力を備えたメンバーのボーカル力、そしてドーム公演でしか実現できない大スケールの演出。YOSHIKI(X JAPAN / THE LAST ROCKSTARS)とのコラボレーションによる「Imitation Rain」、常田大希(King Gnu / millennium parade)との共演が実現した「マスカラ」のパフォーマンスを含め、現時点での集大成と称すべき作品に仕上がっている。メンバーの仲の良さが実感できるMCも魅力の一つ。 ■進化し続けるSixTONESの最新情報をチェック ニューアルバム『THE VIBES』のリリース、4大ドームツアー『SixTONES LIVE TOUR 2024「VVS」』とさらなる躍進を続けるSixTONES。2024年も6人の活動から目が離せそうにない。 TEXT BY 森朋之
THE FIRST TIMES編集部
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