衆議院選挙と同じく、きのう投票が行われた県知事選挙は現職の新田八朗さんが再選を果たしました。 県知事選挙の開票結果です。敬称は略します。 新田八朗 無所属・現　36万9908票 当選 百塚 怜 無所属・新　　8万5115票 現職の新田さんが2回目の当選を果たしました。 「バンザーイ バンザーイバンザーイ」 新田八朗さん「2期目は未来に向けた人づくり、新しい経済社会システムの構築、この2本の柱を中心に、富山県さまざまな政策を繰り出し、幸せ人口1000万ウェルビーイング先進地域富山に向けて、また着実に歩みを進めて参りたいと存じます」 上野キャスター※以下、上）スタジオには取材をした助田記者です。新田さんが当選した背景についてどうみますか。 助田記者※以下、助）今回は、現職対共産系新人という構図で、現職新田さんの1期目に対する信任投票という様相を呈していました。 新田さんは、実績を強調した上で2期目に向けて「子どもまんなか社会」の実現を目指すなど改革を更に前に進めたいと訴え、支持を集めました。 前回は、新人として保守分裂の三つ巴に挑み、自民党からの推薦を受けることができませんでしたが、今回は自民のほか立憲、公明、国民民主などの推薦を受け盤石の戦いでした。 結果、前回より28万票を上回る36万9000票余りを集め、一定の評価を得た形となりました。 いっぽう、無所属新人として挑んだ百塚さんは共産の推薦のほか社民の支持を受けました。 看護師の経験や若さを生かして、医療・福祉や教育を充実させ県民に寄り添った県政を目指すと訴えましたが支持が広がりませんでした。 上）知事選の投票率はどうでしたか。 助）県全体で54.82パーセントでした。 三つ巴の激しい選挙だった前回の60.67パーセントは下回りましたが、衆院選とのダブル選挙は28年ぶりで、相乗効果があったとみられます。 ただ、投票率では相乗効果はありましたが、衆院選に埋没し知事選の政策論争は盛り上がりが低調だった印象は否めません。 新田さんの2期目の任期は来月9日から4年間です。 信任を得た2期目の公約をスピード感をもって有言実行してほしいと思います。 上）助田記者でした。