【速報】放火殺人、同居伯父が経緯述べる「あいつらの1番大事なものを奪って、なぜ俺がこういうことをやったのか分かってもらうため」犠牲になったのは小学生兄弟 被告人質問
小学生の兄弟が犠牲になった放火殺人事件。罪に問われた同居の男(被害者から見て伯父)の被告人質問が始まりました。 【画像を見る】「幸せだった家族を返してほしい」小学生の兄弟は同居伯父の放火で犠牲に…両親が心情明かす なぜ子どもを狙ったのかと問われ、男は「あいつらの一番大切なものを奪って、なぜ俺がやったかをわかってもらうため」と、同居する妹夫婦への不満を述べました。 起訴状によりますと、無職の松尾留与被告(53)は、2021年11月、兵庫県稲美町の民家にガソリンをまいて火をつけ、同居していた甥の松尾侑城くん(当時12)と眞輝くん(当時7)を死亡させた殺人などの罪に問われています。 31日は被告人質問が行われています。 松尾留与被告は、火をつけて子どもたちを殺害したことについて、「あいつらに俺の苦しみをわかってもらいたかった」と話しました。以下、弁護側との主なやりとりです。 ――苦しみ、どういう苦しみですか。 (松尾被告)人間として扱ってもらっていなかった。 ――その苦しみはどれほど。 (松尾被告)今まで経験したことのないくらいの苦しみ、不満だった。 ――それは誰に対して。 (松尾被告)妹夫婦に。(被告と同居、子どもたちの親) ――どうして子どもにやったのか。 (松尾被告)あいつらの一番大事なものを奪って、なぜ俺がこういうことをやったのか分かってもらうため。 ――いま、自分の罪に対してどう思っているか。 (松尾被告)罪深い事件だと思います。
今月の初公判で松尾被告は起訴内容を認めていて、弁護側は「妹家族に無視されたり、食事などで嫌がらせをされたりしているように感じ、自分の感情をコントロールできなくなっていた」と主張しています。 一方、検察側は「妹夫婦への恨みをはらすため、2人を最も苦しめる方法として兄弟を焼き殺すことを決意した」と、指摘しています。判決は2月15日に言い渡される予定です。