センバツ糧に夏へ 山梨学院、甲子園から帰還 /山梨
<第91回選抜高校野球 センバツ高校野球> 第91回選抜高校野球大会2回戦で筑陽学園(福岡)に惜敗した山梨学院の選手らは30日夕、同高の砂田球場(甲府市砂田町)に帰還した。1回戦で2本塁打を放った野村健太選手(3年)は「自分とチームにとって課題が見つかったセンバツだった」と話し、夏の甲子園予選に向けて決意を新たにした。 【熱闘センバツ全31試合の写真特集】 初戦の札幌第一(北海道)戦は、大会タイ記録となる24安打を放ち、24-5で大勝した。ベスト8を懸けた筑陽学園戦は好機を作るも打線がかみ合わず、終盤にリードを許し、1点差まで追い上げたが及ばなかった。 選手たちは敗戦から一夜明けた30日朝、保護者らに見送られながら宿舎をバスで出発した。道中の車内、センバツのテレビ中継を見て菅野秀斗選手(同)は「もっと試合がしたかった」と話した。 相沢利俊主将(同)は「(2回戦は)あと一歩のところだった。でも、その『一歩』が遠かった。県大会をしっかり勝ち進み、夏戻ってきます」と前を向いた。【金子昇太】<題字は卒業生新井蝶結さん>