岡山県内公立高校55校で一般入試出願始まる ネットで手続き簡略化、教員の負担軽減
岡山県内の公立高校55校で21日、2024年度一般入試の出願受け付けが始まった。26日正午に締め切られ、県教委が27日に各校の競争率などを発表する。今月行われた特別入試に続いてインターネットによる出願を導入。手続きの簡略化による受験生の利便性向上と教員の負担軽減が図られた。 これまで手書きだった願書はデジタル端末で必要な情報を入力することで提出できるようになり、普通科で320人を募集する芳泉高(岡山市南区芳泉)では、教員がパソコン上で確認作業を進めていた。
県教委は導入初年度の今回、ミス防止のための経過措置として中学校側に願書のコピーと調査書の持参を求めており、芳泉高を訪れた岡山市立中学校の男性副校長(54)は「新たな手続きとなったが、おおむねスムーズに進み、メリットを感じる」と話した。 一般入試は県立51校と岡山、倉敷、玉野の市立4校で実施。このうち県立全日制50校(総定員1万660人)では、特別入試や内部進学などによる合格内定者を除いた5750人を一般入試で募る。 試験は3月7日に学力検査、8日に面接などを実施し、18日に合格発表を行う。