旅立ちの春です。３月２５日、岡山市で行われた岡山大学の卒業式。５年ぶりに制限なくすべての卒業生が集まる形で行われました。 （岡山大学　那須保友学長） 「（コロナ禍で）多くの困難に遭遇したことと思います。しかしそれをどのようにして克服して、きょうの日を迎えたか思い出してみてください」 ２０２４年の卒業生は、１１の学部と専攻科、大学院から合わせて３１４１人。各学部の代表者が学位記を受け取り、保護者らは２階席から見守りました。 （卒業生代表　中西萌々花さん） 「ここでの学びの意義をかみしめ、社会に貢献していく使命があります。そのために何をすべきか、どう行動したら良いかを常に自身に問いかけながら、より良い未来を切り開いてまいります」 ほとんどの卒業生が入学と同時にコロナ禍となり、始めは友達作りに悩まされたといいます。 （卒業生は…） 「コロナで最初はあまりつながれなくて、お互いあまり知らなかったが、対面授業が始まって、またみんなに会えるようになって、残りの学生生活はすごく楽しかった」 １日の大半をマスク姿で過ごした大学生活。最後にはマスクは外され、たくさんの笑顔であふれる卒業式となりました。 （卒業生は…） 「（硬式テニス部で）岡大として６０年ぶりに全国に出て結果を残したので、良い思い出になった」 「自分らしさを忘れずに、マイペースに自分らしく頑張っていきたい」 「コロナもあったが 全然それを感じさせないくらい充実した4年間だった」 異例尽くしの大学生活を送った卒業生たち。この経験を糧に、新たな一歩を踏み出します。