『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』が発売された日。究極の『ポケモン』を目指して作られた集大成で、ワイヤレスで交換・対戦できることに驚かされた【今日は何の日?】
※本記事は、2023年9月28日にアップした記事を再編集したものです。 ニンテンドーDS初の『ポケモン』 【記事の画像(13枚)を見る】 いまから18年前の2006年(平成18年)9月28日は、ニンテンドーDS用ソフト『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』が発売された日。 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』は株式会社ポケモンから発売されたRPGで、ニンテンドーDSで初めて発売された『ポケットモンスター』シリーズ。 最初にもらえる3匹のポケモンはナエトル、ヒコザル、ポッチャマでパッケージに描かれていた伝説のポケモンはディアルガとパルキアだった。公式ツイッターのポケモン情報局によれば、究極の硬度を持つダイヤモンド、究極の真円を表すパールを冠するタイトルには“究極の『ポケットモンスター』”を目指すという制作スタッフの強い思いが込められていたとのこと。 なお、2008年9月13日には新バージョンとして『ポケットモンスター プラチナ』が発売されている。 冒険の舞台となったのは、豊かな自然が広がるシンオウ地方。主人公はフタバタウンから旅立ち、やがて暗躍する悪の組織“ギンガ団”に立ち向かっていくことになる。ポケモン博士としては立派なヒゲを蓄えたナナカマド博士が登場した。 プラットフォームをニンテンドーDSに移して大きく変わったのは、やはりタッチスクリーンを活用した操作面。とくにバトル時は画面タッチによって即時コマンド入力ができたので非常にスピーディーな操作感だった。ポケモンウォッチ(ポケッチ)用のさまざまなアプリをタッチで使うことも可能で、なつき度チェッカー、ポケトレカウンター、きのみチェッカー、歩数計などを利用して、ゲーム攻略に役立てたユーザーも多かったのではないだろうか。 初めてワイヤレス通信やWi-Fi通信にも対応。通信ケーブルが不要になったうえ、インターネットを通じて遠くのトレーナーと交換や対戦ができるようになったのはあまりに衝撃的だった。 とくにGTSこと“グローバルトレードステーション”はエポックメイキング。交換したいポケモンを預けておくと自動的に交換してくれるのがこのうえなく便利で、筆者は何ヵ月ものあいだ毎日利用していた思い出がある。当時は世界同時発売ではなかったため、途中から突然海外トレーナーと交換が成立し出してビックリしたような覚えがあるのだが、違っただろうか。 “ダブルスロット機能”を使ってゲームボーイアドバンス版『ポケットモンスター』シリーズから捕まえたポケモンを連れて来られるのもユニークな試みだった。ハードが変わっても、これまで大切に育ててきたポケモンと再び冒険できるなんて、感動したプレイヤーも大勢いたはずだ。 シンオウ地方で新たに発見されたポケモンは100種類以上。これまで進化しないと思われていたポケモンが進化したりしてなかなかドキドキした記憶がある。オスとメスで姿が異なるポケモンもいて図鑑で見比べるのが楽しくなったりもしたんじゃないかな。筆者は強かったガブリアスが好きで、以降の作品でもずっと育成し続けている。 2021年11月19日には本作のリメイクである『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』が発売された。いまから作品に触れたいという方には、こちらがオススメだ。