【ライブレポート】さらさ初の東名阪ツアー閉幕、UAカバーや新旧楽曲届けたLIQUIDROOM公演
さらさにとって初となる東名阪ツアー「Golden Child Tour 2024」の最終公演が9月10日に東京・LIQUIDROOMにて開催された。 【写真】UAのカバーも披露したさらさ 「Golden Child Tour 2024」は、8月にリリースされた2ndアルバム「Golden Child」を携えて行われたツアー。東名阪の3カ所で開催され、デビュー当時に目標の1つとして掲げていたLIQUIDROOMでのファイナル公演は満員となった。 ライブは「Golden Child」のオープニングナンバー「予感」でスタートし、その後も作品の世界観をなぞるようにアルバムの曲順通り「雲が笑う時」「Roulette」が続けて演奏された。「リズム」ではファンキーなグルーヴにトライバルなリズムが加わり、彼女の新機軸が提示される。「Viburnum」ではミッドテンポのゆるやかでジャジーなソウルバラードが鳴らされ、曲が終わるとともに大きな拍手が湧き上がった。 ライブ前半は「Golden Child」の収録曲が中心だったのに対し、後半では「太陽が昇るまで」「温度」「ネイルの島」「グレーゾーン」など既存の楽曲が数多く披露された。また「Golden Child」のインスパイア源となった90年代のジャパニーズR&Bを代表するシンガーの楽曲をカバーするコーナーも設けられ、さらさはUAの「ミルクティー」を歌唱。まるで自分の心の中に曲を染み込ませるように、じっくりと歌声を聴かせた。ライブ終盤に彼女は、原曲に近いアレンジながらもより流麗さが増した「Amber」、これまでの演奏よりスロウダウンしたアレンジが大人の女性の艶を醸し出した「このまま」など、過去の楽曲をアップデートした形でパフォーマンス。アンコールではファンによるリクエスト曲「火をつけて」と、この日2度目の「Amber」を披露し、ツアーの幕を閉じた。 ■ セットリスト □ 「Golden Child Tour 2024」2024年9月10日 LIQUIDROOM 01. 予感 02. 雲が笑う時 03. Roulette 04. 退屈 05. リズム 06. Viburnum 07. 太陽が昇るまで 08. f e e l d o w n 09. 温度 10. ネイルの島 11. 遠くまで 12. グレーゾーン 13. ミルクティー(UAカバー) 14. 朝 15. 祝福 16. Amber 17. このまま 18. 船 <アンコール> 19. 火をつけて 20. Amber