築95年 昭和の趣きはそのままに 秋田・男鹿市で一度営業を終えた旅館がリニューアル
秋田朝日放送
秋田県男鹿市で一度営業を終了した旅館がリニューアルしました。国の有形文化財としての趣きをそのままに新たな魅力も加わりました。 男鹿市の船川地区にある森長旅館。市の中心部としてにぎわっていた場所で1934年=昭和初期に創業しました。2005年に国の有形文化財に登録されましたがその翌年に閉業しました。 個室タイプの部屋は10室あります。靴を脱いでくつろげる畳の上にベッドが置かれ季節によって表情が変わる中庭を眺めることができます。もともと使われていたたんすやガラスも残され当時の雰囲気を味わうことができます。もともと住居スペースだった部屋には複数のベッドが置かれ一人旅や外国人観光客の利用を見込んでいます。他の建物と同じく国の文化財である土蔵には新たな魅力が加わりました。蔵の中に作られたのは最高温度110℃のサウナです。宿の小山さんは全国各地を巡るサウナー。そのアイデアを詰め込み一番こだわったというのが石焼料理に使う「金石」をロウリュウに使いサウナを通じて男鹿の魅力を発信します。 「森長旅館」は12月1日にプレオープンする予定で、日帰りのサウナ利用もできるということです。
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