鳥取の海岸にクジラ死骸 体長10メートル、衰弱死後に漂着か
鳥取県湯梨浜町小浜の海岸に、体長10メートルほどのクジラの死骸が漂着しているのが見つかった。発見した住民が24日、地元の漁協を通じて県に通報した。 【写真】さよなら「淀ちゃん」 迷いクジラ、紀伊水道沖の海底に沈む 死骸が漂着したのは、小浜地区の船着き場近くの日本海に面した岩場。県水産振興課によると、ヒゲクジラ類のイワシクジラかニタリクジラ。目立った外傷はなく、衰弱死した後に北西風に乗って打ち寄せられたとみられる。 数日前に沖合の定置網に同じくらいの大きさのクジラがかかり、生きていたため放されていた。同一の個体の可能性があるという。今後、県立博物館の生物の専門家による調査結果を踏まえ、県中部総合事務所で処分の方法を検討する。【山田泰正】