<村井の恋>村井の父から明かされる“村井の恋”の真相 素晴らしい伏線回収にも注目
アニメ「村井の恋」(毎週水曜昼4:00、ディズニープラスで最速見放題独占配信/10月6日より毎週日曜夜11:30、TOKYO MXほかで放送)の第11話が11月13日に配信された。第11話では、教師・田中彩乃(CV.日笠陽子)と高校2年生・村井(CV.高梨謙吾)がハグしている姿がニュースに流れ学校で大問題に発展する。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】村井に公開プロポーズをする山門(ほか、第11話場面カット) ■校長への弁明に、村井が石化…!? 晴れてお付き合いすることとなった平井(CV.石谷春貴)と福永弥生(CV.広瀬ゆうき)。第11話の冒頭ではツンデレな福永を平井が目に入れても痛くないほど可愛がっている様子が描かれている。視聴者目線、この2人がカップルになったら福永の女王様的な要素が色濃く出てそれに平井が合わせていくのかと思いきや…恋愛経験豊富な平井のペースに福永が押されるという構図が新鮮だった。 そんな2人の前に登場したのが村井親衛隊の西藤悠加(CV.後藤沙緒里)&仁美(CV.佐々木未来)姉妹。第10話ラストで修学旅行中にて村井が田中にハグしている姿がひょんなことからニュース番組に寄稿され全国に放送されてしまったことを危惧していた。 一方その頃、学校では校長と教頭が本件についての話し合いをしていた。言わずもがなの大問題。教師と生徒が親密な関係になっているなど許されないことである。 村井と田中、そして学年主任・山門由希(CV.松風雅也)は校長室に呼び出される羽目になるのだが、この事件の戦犯である桐山(CV.天崎滉平)も同席することとなる。 校長の「あなたたち2人は本当に恋愛関係にあるの?」という詰め寄った問いかけに村井が「将来的には」となんとも空気の読めない返答をするシーンは『村井の恋』ならではのギャグが纏わりついていた。 と、この窮地を救ったのが山門&桐山である。桐山の証言により村井&田中の不純行為は“罰ゲーム”であったことを校長たちに訴えかけた。 また、山門が田中に指輪を渡し公開プロポーズするという急展開も。校長たちを欺くためとはいえ、山門の言動に驚く一同。村井に関してはあまりにもショッキングすぎてリアルに石化してしまうほどだ。そしてしばらくは寝込む羽目になる。 ■村井の父から明かされる“村井の恋”の真相とは? 山門が自身の想い人でもある田中に公開プロポーズをしたことで寝込んだ村井。友人の体調を心配して平井・桐山・福永・西藤姉妹はお見舞いで村井宅を訪れた。 友人たちが揃っているということもあって、改めて“なぜ村井が田中を好きなのか”という疑問が全員の頭をよぎる。 村井の父によると村井が10歳の頃、ベースを持って帰宅してきたという。そこから少年・村井は(高校の時に田中が推していた)ベーシストのTenTenのような男を目指すようになったのだと。 そのことを聞いた平井と桐山は噂のベースが飾ってある神棚へ向かい、ベースのヘッドの裏を確認。裏には「TANAKA AYANO」の文字が記されてあった。「鉄子歴長すぎるだろ村井」という平井の台詞もあり、村井が10歳の頃から田中を想っていることが友人たちにも知れ渡った瞬間だった。 ■異様な雰囲気が漂う山門と田中 公開プロポーズをされてしまった田中は山門と今後について話し合う。だが、山門もさすが元既婚者。女性の扱いに慣れているからか、田中のツボをことごとく抑え、胸キュンさせている。 山門のことを考えすぎて知恵熱を出した田中の看病をしたり、村井に嫉妬していることや田中に魅力があることをストレートに伝えたりする姿は視聴者をもドキドキとさせた。 そして、終盤では第1話のナレーションにもあったフランス作家のモーリス・ブデルの言葉「恋というものは心から心に至る最も短い道である」が、今話にて高校生の田中が村井に教えた言葉として登場し、伏線が回収される形となっている。。 なお、SNSでは「1話冒頭のフランスの方の言葉、11話で回収されてぐわァァァァ!ってなってます」「とうとう明かされた、田中先生、もとい彩乃さんと村井くんの過去」と盛り上がりをみせていた。 ※天崎滉平の“崎”は、正しくは「タツサキ」。 ◆文/笹本千尋