群馬県内の熱中症による労災 今夏は去年上回る12人
群馬県内で今年の夏、仕事中に熱中症になり労災と認められたのは9月末までの速報値で12人で、去年を3人上回ったことが群馬労働局のまとめで分かりました。 発表によりますと、今年5月から9月末までに県内で仕事中に熱中症になり労災と認められたのは速報値で12人で、去年を3人上回りました。死者はいませんでした。 業種別では、倉庫内で作業中に意識を失い倒れたケースなど「商業」が最も多く5人で、このほか製造業や建設業、農林業など幅広い業種でも発生しています。発生場所別では、屋外が7人でしたが屋内でも5人発生していて、直射日光が当たらなくても夏場は室温や湿度が高くなり危険度が高まるとしています。 今年の夏、県内は、桐生市で8月12日に最高気温39.7度を観測するなど厳しい暑さが続きました。 群馬労働局では「暑さ指数」などの活用やこまめな休憩、水分塩分補給の啓発などを行う方針です。