U-17W杯で注目の点取り屋、日章学園2年生FW高岡伶颯が悔しい無得点「誰よりも努力して…」リベンジを誓う【選手権】
「この試合が良い試合だったったと思えるようにしたい」
[高校選手権1回戦]名古屋(愛知)1(4PK2)1日章学園(宮崎)/12月29日/オリプリ 【PHOTO】“選手権”から日本代表へ羽ばたいたヒーローたち! 当時の秘蔵ショットで振り返る! 12月29日、第102回全国高校サッカー選手権の1回戦が首都圏の8会場で開催。ゼットエーオリプリスタジアムで行なわれた日章学園対名古屋の一戦は、1ー1で突入したPK戦の末、PK4-2で名古屋が勝利を収めた。 先のU-17ワールドカップで4得点を記録し、今大会でも注目の日章学園2年生FW高岡伶颯は、4-4-2の2トップの一角で先発。前半7分に皆川春輝のゴールをお膳立てするなど、前線で精力的な動きを披露した。 しかし、同17分に高岡が放った強烈なヘディングシュートは相手GK小林航大に防がれるなど、失点後もリズムを崩さない名古屋の堅守に苦戦。同23分にロングスローの流れから名古屋の足立遼馬の得点で追いつかれると、後半は押し込みながらもシュート0本に抑えられ、1-1のままPK戦に突入した。 PK戦では2人目のキッカーとして登場した高岡はGKの動きを見て冷静にシュートを放った。しかし、体勢を崩しながらも掻き出した相手GKのファインセーブに阻まれた。 高岡は「(立ち上がりは)いけるなと思っていたけど、どこかで歯車がかみ合わなかった」と悔やんだ。 「この試合が良い試合だったと思えるようにしたい。相手の守備が堅いのは、世界に行けば当然で...。そのなかでも、打開していくのが本当のトッププレーヤーだと思う。誰よりも努力して、また戻ってきて、もう触れられないぐらいの、『やっぱり高岡』と思われるような選手になりたい」 そう振り返った2年生エースは、「他の人の支えがあって、自分も中心選手のひとりとして(ピッチに)立てたのかなと思っています。来年もそこは履き違えないように、チームを勝たせられる中心選手になっていきたい」とリベンジを誓った。 取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
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