「Vから明け方にメール」 ミン・ヒジン氏の発言に端を発する芸能人特恵疑惑めぐり国防部が立場表明
【NEWSIS】国防部(省に相当)は、人気グループ防弾少年団(BTS)のメンバー、V(本名キム・テヒョン)が誕生日を控えていた自分にお祝いのメールをくれたというADORのミン・ヒジン前代表の発言をめぐり提起されたVの兵役中の携帯電話使用に関する特恵疑惑を一蹴(いっしゅう)した。 【写真】 上半身裸のBTS・V 魅力あふれる写真大公開 あるオンライン・コミュニティには20日、「ミン・ヒジンと防弾少年団Vのメールに関する請願の答弁を投稿します」というタイトルの文章がアップされた。この投稿には、これに先立ち提起されていたVの携帯電話使用に関する特恵に対する国防部の答弁が盛り込まれていた。
Aさんが公開した文章によると、国防部は「Vが勤務していた陸軍訓練所では週末および公休日に1時間、訓練兵たちに携帯電話の使用を許可している」とした上で「Vは陸軍訓練所の指針に従って携帯電話を受け取ったのであり、明け方ではなく、午後の携帯電話使用時間中に使っていことが分かった」と説明している。 そして「Vにだけ特別に携帯電話の使用を許可したり、黙認、容認したわけではない」と強調した。また「会話の当事者間の具体的な会話日時および方法、内容は個人情報保護法第3条、通信秘密保護法第3条に従い、公開することはできないことをお知らせする」と主張した。 今回の疑惑は、ミン・ヒジン前代表の発言に端を発した。ミン・ヒジン前代表は先月29日、ユーチューブ・チャンネル「キム・ヨンデのスクール・オブ・ミュージック」に出演し、「Vが軍隊からときどき電話をくれる。とても明るく元気な人だ」とした上で「わたしがこんな状況に陥っている中、連絡が来て『大丈夫ですよね?』って聞かれた。わたしの誕生日にも、明け方にお祝いのメールをくれた。本当にやさしい子だ。すごくありがたかった」と打ち明けた。 これを受け、一部ではVがいわゆる芸能人特恵を受けているのではないかという疑惑が浮上した。Vは昨年12月11日に陸軍訓練所に入所し、ミン・ヒジン前代表の誕生日は12月16日だ。すなわち、ミン・ヒジン前代表の発言通りなら、Vは入隊から5日で、訓練兵の身分で明け方にメールを送ったことになる。結局、Vの特恵疑惑を提起する請願が国防部で受理され、国防部がこれに対し答弁したというわけだ。 なお、ミン・ヒジン前代表は11月20日、ADORの社内取締役を辞任し、2019年に最高ブランド責任者(CBO)としてHYBEに入社してからおよそ5年でHYBEを去ることになった。