中央図書館所蔵の「浅野文庫」 図書館移転後は市長公館解体して新施設建設の方針 広島市
中国放送
広島市の中央図書館に所蔵されている「浅野文庫」について、広島市は図書館が移転された後、現在、市長公館がある場所に新しい施設をつくる方針を固めたことが分かりました。 【写真を見る】中央図書館所蔵の「浅野文庫」 図書館移転後は市長公館解体して新施設建設の方針 広島市 複数の関係者によりますと、資料の移設先として最有力視されているのは、広島市中区の縮景園に隣接する、広さ1900㎡の土地です。 現在は広島市長が暮らす公館がありますが、建設から50年が経ち、老朽化していることなどから、公館を解体して新しい施設を建設する方針です。 市は、南区の比治山や東区の饒津(にぎつ)神社近くの、浅野家ゆかりの3カ所を利便性などの観点から比較検討していました。 新しい施設では「浅野文庫」のほか、被爆作家の文学資料なども保存・活用する方針で、開館予定時期は2029年度。現時点での概算事業費は約37億円で、企業や個人の寄付を募ったり、国の補助金を活用したりして、財源確保を図る予定ということです。
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