<春に挑む>選手紹介/6 国学院久我山・斎藤誠賢/二松学舎大付・菊池真伍 /東京
◇体鍛え、鋭い打球追求 国学院久我山・斎藤誠賢(せいけん)(2年) 昨秋の都大会と神宮大会では1番打者として計18安打、打率5割の好成績を残し、チーム一の俊足で盗塁も駆使した。守備では、中堅手として他の外野手たちと共に相手打線の打球方向を分析し、試合では好位置に構えてアウトにした。 中学3年時の夏の甲子園、全国制覇経験がある前橋育英(群馬)に久我山が勝利した。これを見て「この学校で甲子園を目指したい」と進学を決めた。 昨秋の都大会では予選で1本塁打を放っているが、この冬は「もっと頻度を上げたい」と体作りに努め、「鋭い打球」を飛ばせるよう打撃練習に励んできた。目指すは、昨年11月に指導を受けたイチローさん。プレースタイルを意識しているという。【小林遥】 ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ左打ち(2)177センチ、73キロ(3)京葉ボーイズ(千葉)(4)1番打者として必ず出塁。そして打率6割以上 ……………………………………………………………………………………………………… ◇打撃フォームを改善 二松学舎大付・菊池真伍(2年) 昨春の都大会ではベンチ入りしたが、昨夏の東東京大会では入れず、甲子園もスタンドからの応援となった。悔しさが募ったが、大舞台の熱気を肌で感じ「絶対ここに帰ってくる」と気合を入れ直した。 努力が実り、昨秋の都大会ではスタメン入りを果たし、8試合で計11安打、打率4割2分3厘という結果を残した。それでも「チャンスで打てなかった」と自戒し、この冬は打撃フォームの改善に努めてきた。 野球を始めたのは、現在は大正大でプレーする兄祐汰さんの影響がある。「センバツで勝ち、兄に認めてもらいたい」と意気込む。 趣味は釣り。実家に帰ると、近くの葛西臨海公園などで釣り糸を垂らす。【加藤昌平】=つづく ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ右打ち(2)171センチ、73キロ(3)江戸川南ボーイズ(4)甲子園で勝って、ここまでできるぞということを見せたい 〔多摩版〕