丸山隆平が面会室で佇む「金子差入店」新写真解禁、釜山国際映画祭への出品も決定
丸山隆平が主演を務める映画「金子差入店」の新場面写真が解禁。また本作が第29回釜山国際映画祭コンペティション部門の一つであるニューカレンツ部門に出品されることがわかった。 【画像】「金子差入店」で丸山隆平演じる主人公の妻を演じた真木よう子 本作の主人公は、刑務所や拘置所に収容された人への差し入れを代行する「差入屋」の金子真司。金子は一家で差入店を営んでいたが、ある日、息子の幼なじみの少女が殺害される。ショックを受ける中、一家を尋ねてきたのは犯人の母親。差入屋として犯人と向き合いながら日に日に疑問と怒りを募らせる金子は、毎日のように拘置所を訪れる女子高校生と出会う。彼女はなぜか、自分の母親を殺した男との面会を求めていた。 丸山が金子を演じ、真木よう子が金子の妻・美和子、三浦綺羅が金子と美和子の息子・和真、寺尾聰が一家とともに暮らす金子の叔父・星田に扮した。このたび到着した場面写真には、面会室に佇む金子の姿や、無表情で一点を見つめる美和子、笑顔の星田が切り取られている。 「金子差入店」が出品される同映画祭のニューカレンツ部門は、アジア出身の監督による初長編監督作または2作目の長編作品が対象。2023年には、同部門で森達也の監督作「福田村事件」が受賞している。 海外への展開について、丸山は「この映画の登場人物たちは、家族の中の小さいけれど大事な出来事から、社会で起きた大きな事件まで、同時進行で向き合っています。それは今この瞬間も、世界中の人々が直面していることではないでしょうか。言葉や習慣の違う国で、どんな風に受け止められるのか、とても楽しみにしています」とコメント。監督・脚本を担った古川豪は「長編作品を世に送り出すことが初ですので色々と不安だらけでしたが、ある一定数評価されたからこその結果だと思えば、喜びもひとしおです。改めて素晴らしい俳優陣と優秀なスタッフ陣に感謝です」とつづった。 「金子差入店」は2025年に全国でロードショー。 ■ 丸山隆平 コメント この映画の登場人物たちは、家族の中の小さいけれど大事な出来事から、社会で起きた大きな事件まで、同時進行で向き合っています。それは今この瞬間も、世界中の人々が直面していることではないでしょうか。言葉や習慣の違う国で、どんな風に受け止められるのか、とても楽しみにしています。国境を越えて、一人でも多くの方々に、この作品が届くことを願っています。 ■ 古川豪 コメント 率直に嬉しいです。どこか夢なのでは?と思うほどに、作品成立までの道のりがギフトをいただきっぱなしだったので、まだこんなに素晴らしいことが起こるのかと、どこか実感が湧かない側面も正直あります。長編作品を世に送り出すことが初ですので色々と不安だらけでしたが、ある一定数評価されたからこその結果だと思えば、喜びもひとしおです。改めて素晴らしい俳優陣と優秀なスタッフ陣に感謝です。引き続き、「金子差入店」をよろしくお願いいたします。