「10年前は誰も考えられなかった」日本人史上初メジャー本塁打王・大谷翔平へ“世界のホームラン王”王貞治氏が称賛
ソフトバンクの王貞治球団会長が、メジャーリーグで日本人史上初のホームラン王に輝いたエンゼルスの大谷翔平選手を称賛しました。 【画像】日本人初のア・リーグホームラン王を獲得し、公式インスタグラムでコメントをしたエンゼルス・大谷翔平選手 現役時代、通算868本のホームランを放ち、世界記録を持つ王会長は、「10年くらい前までは全然誰もそんなことは考えられなかった、イチローがメジャーに行って1年目からMVPなったりして活躍したそれよりも、もっと大きなスケールで大谷君がホームラン王を獲った。ホームラン王をアメリカの中で獲るというのは首位打者を獲るのも難しいんだけど、ホームラン王というのは一部の人たちしかチャンスはない、首位打者は体が大きいとか大きくないとか関係なくチャンスはある。ホームランはある条件を備えてないとボールを遠くへ飛ばせるというものがないと」と、話しました。 その上で、「大谷君はアメリカに行ってウエイトトレーニングなどもやって体もね、我々の時代は見上げていたが、彼は逆に見下ろしてるんじゃないかくらい肉体的にも絶対負けないくらいのものを自分で作り上げて。レフトへもセンターもライトにもどこにも打って速い球も打つしね緩い球も、アメリカだと完全に一目置かれるバッターになったよね。この3年間で結果も出しているしね、本当にアメリカの球史に残る立場になったからね」と称賛しました。 また、今後については、「15年くらい出来るよ。それくらいの気持ちでね、1年でも長くやれるように」とコメントした上で、来季については、「肘が何ともなければまたホームラン王とってほしいよね」と2年連続のホームラン王獲得に期待を寄せました。