朝阪神 初白星にホッ「早めに勝ててよかった」 愛する阪神の逆転連覇&森下の打点王にも期待「上位2チームが」
「大相撲秋場所・4日目」(11日、両国国技館) 大好きな阪神タイガースをしこ名にする西三段目67枚目の朝阪神(高砂)が葵(錣山)を押し出して初白星を挙げ、1勝1敗とした。頭で当たって攻め込むと、止まらずに左右のおっつけで相手を土俵の外へ運ぶ快勝。黒星発進からすぐに星を五分に戻し「すくわれてもしょうがないと思って前に出た。早めに勝ててよかった」と笑みがこぼれた。 今年は春場所を除く3場所で勝ち越し。今場所で昨年九州場所以来5場所ぶりとなる三段目に復帰した。毎年目標に掲げる年間勝ち越しにも、これで16勝14敗の“貯金2”とし「貯金を作っていきたい。あと、第一はケガなく」とさらなる上積みを見据えた。 大阪府泉大津市出身。幼少期からプロ野球・阪神の大ファンで、18年春場所で朝塩本から改名した。首位に2・5ゲーム差と肉薄している猛虎には「上位2チームが失速気味なので、まだ優勝の可能性はある。楽しみに見てます。頑張ってほしい」と逆転の連覇へエール。同い年で6戦連続打点を記録中の阪神・森下に「打点王とるんじゃないですか?」と期待した。