安定感の広陵、打撃力光る高知 選抜高校野球 中国・四国選考経過
第94回選抜高校野球大会の出場32校を決める選考委員会が28日、オンラインで開催された。中国地区は広陵と広島商、四国地区は高知と鳴門が最初に選ばれた。中国大会優勝の広陵はエース右腕・森山を中心に4試合4失点と抜群の安定感が評価された。準優勝の広島商は4試合で23得点と好機の集中打で大量得点し、継投で粘り強く戦った。四国大会優勝の高知は内野手兼任の右腕・山下を中心に継投で試合を作り、好機で畳み掛ける打撃力が光った。準優勝の鳴門はエース左腕・冨田が四国大会2試合完投と投手力が評価された。 【センバツ出場決定 喜び続々】 中国、四国両地区を合わせた5校目は、中国大会3試合で21得点の倉敷工と制球力の高い左腕・吉村を擁する明徳義塾を比較。倉敷工の攻撃力に評価が集まり、地域性も考慮された。補欠校は中国が岡山学芸館と下関国際、四国は明徳義塾と徳島商がそれぞれ選ばれた。