わずか10秒でおかゆ 米や米粉で注目の加工品「未来展」
時短ニーズに新提案
米や米粉の加工品を扱う展示会「お米未来展」が12日まで、東京ビッグサイトで開かれている。加工品メーカーなど35社が出展。健康やアレルギーフリーといった米の特長に加え、時短調理ができる商品などが注目を集める。 【画像】時短調理ができる米粉のインスタントラーメン 有機栽培米の生産・販売を手がけるNEWGREEN(東京都小金井市)は、お湯を加えて混ぜるだけでおかゆができるライスパフを提案する。わずか10秒で調理でき、「忙しい時の離乳食にも最適」(同社)として、5月に発売を予定する。 同社は玄米パフも手がけており、健康ニーズや介護食向けに訴求する。 小林生麺(岐阜市)は、時短調理ができる米粉のインスタントラーメンを紹介。鍋でゆでる従来の乾麺とは異なり、丼に盛り付け熱湯をかけて4分待つだけで食べられる。同社によると、お湯かけで食べられる米粉のラーメンは日本で初めてという。 近く国内販売を開始する見込み。とんこつ味としょうゆ味の2種類は、いずれもビーガンやハラールに対応し、輸出も視野に入れる。 小林俊夫会長は「世界中の人においしいラーメンを手軽に食べてほしい」と話す。
日本農業新聞